院長のブログ
オリゴ糖の働き
オリゴ糖と聞くと「お腹に良さそうだな」とイメージしませんか?
糖といっても果物に含まれる果糖、脳のエネルギー源として有名なブドウ糖、など様々あります。
オリゴ糖には砂糖の成分の「ショ糖」や、牛乳に含まれる「乳糖」のように消化酵素によって分解されて体のエネルギー源になる『消化性のオリゴ糖』と、消化されずに大腸まで届く『難消化性のオリゴ糖』があります。
お腹の調子を整えるオリゴ糖は『難消化性のオリゴ糖』のことを指しています。
口から入った食べ物は通常、唾液や胃液などの消化酵素によって分解されて、消化・吸収されますが、オリゴ糖は消化酵素ではほとんど分解されずに大腸まで届きます。
そのため糖質として体のエネルギーになりにくく、摂取しても血糖値の上昇にあまり影響しません。
腸内環境を整えることで有名なビフィズス菌。
このビフィズス菌を増やすための重要な役割があるのがオリゴ糖です。
大腸に届いたオリゴ糖はビフィズス菌のエサになってビフィズス菌を増やすからです。
ビフィズス菌が増える→腸内が弱酸性に傾く→腸内の悪玉菌の活動が抑えられる→腸の蠕動運動が活発になり便秘の改善に繋がるという感じになります。
他にも腸内が弱酸性になるとカルシウムなどのミネラルが溶けやすく、吸収されやすくなります。
オリゴ糖は砂糖よりもカロリーが低く甘さも控えめなので、しっかりと甘さを感じるまで使用してしまうとついつい食べすぎてしまいます。
甘さが控えめだということを念頭に置いて使用しましょう。
それから、もともとお腹が緩めの方はオリゴ糖を一度に大量に摂ることによって下痢になってしまう可能性があるので、毎日の食生活に少量ずつ取り入れていきましょう。
主にシロップタイプと粉糖タイプがあります。
シロップタイプは液体に溶けやすいので、紅茶やコーヒーに溶かして使いましょう。
オリゴ糖は多少加熱しても分解されないので粉糖タイプを白糖の代わりに料理に使うと良いですよ。
★野毛整骨院の場所★
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