「便秘」がツライ

3日以上便通がなかったり、便が硬くて量が少なく残便感があったりする状態を便秘と言います。

排便が困難になるほか、腹部膨満感、食欲不振、腹痛などの症状が現れ、肌荒れなどの全身にも影響が出ることもあります。

日本人女性の半数以上に便秘の症状がみられると言われています。

また男性に比べて女性の方が便秘になりやすいと言われており、その理由はいくつかあります。

①ホルモンの作用

女性ホルモンには水分などを体にため込むように作用する黄体ホルモンというものがあり、その働きによって便の水分が吸収されて硬くなります。

②無理なダイエット

食事量を減らすことにより水分や食物繊維、脂肪分も減ってしまい、腸の蠕動(ぜんどう)運動にも影響がおよび、便が硬く排出されにくくなります。

③身体的理由

男性に比べると腹筋が弱いため、大腸が便を送り出す力が弱いです。

たかが便秘と甘くみていると大腸の中で便がどんどん硬くなり、症状が悪化してしまいます。

便秘の改善には水分をとることが重要です。

それから食物繊維が多く含まれている食品を3食きちんと食べることも大切です。

ひじき、豆類、穀物、いも類、寒天などを積極的に摂りましょう。

乳酸菌やビフィズス菌を含むヨーグルトも腸内環境を整えてくれるため、便秘を改善してくれる効果が期待できます。

薬はどうしても便が出ないときに使用しましょう。

日常的に使ってしまうと腸の動きが鈍くなり、薬がないと排便できなくなってしまうため注意が必要です。

腹部のマッサージは腸の動きを促す効果も期待できます。

改善が見られない場合は早めに病院を受診しましょう。

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