院長のブログ
膝のけが「半月板損傷」
膝関節内にある半月板という軟部組織に亀裂が生じたり欠けたりした状態です。
一度損傷してしまうと自然治癒が難しい部位でもあります。
半月板は膝の内側と外側にそれぞれ存在し、衝撃を吸収するクッションの役割を担っています。
そんな半月板を損傷した時に起こりやすい症状として、
☐痛みや腫れ
☐水が溜まりやすい
☐膝に引っ掛かり感があり、ロックがかかったように急に膝曲げ伸ばしができなくなる。
☐関節の可動域制限
などが現れます。
若い人は、バスケやサッカーなどのスポーツで片足に体重がかかった状態で捻ったり、強い衝撃が加わったりすることが原因で起こることが多いです。
高齢者の場合は、半月板は加齢による劣化で傷つきやすくなっているため、日常生活の中や些細なケガでも半月板を損傷することがあります。
痛めた状態で長期間放置すると膝に負担がかかり変形性関節症を発症するキッカケとなることもあるため、早めに治療し機能回復を目指します。
保存療法では物理療法、運動療法、薬物療法、などを組み合わせて行います。
物理療法は温熱やアイシング、電気治療をします。
超音波治療、超短波治療、FaST(筋膜リリース)も有効です。
運動療法は太ももの筋力強化を行いますが、適切な方法で行わないと逆効果になるため、自己流で行う場合は気をつけましょう。
薬物療法は湿布やヒアルロン酸注射などを行います。
一般的に保存療法で効果が得られなければ手術が検討されます。
手術をすれば膝の痛みは軽減されますが、入院や数ヶ月続くリハビリなどから仕事に復帰できるまで時間がかかります。
できるだけ負担の少ない治療法を選べるよう、早い段階から治療を開始しましょう。
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