院長のブログ
マイクロカレント療法の効果
【マイクロカレント療法とは?】
「電気治療」と聞くと、ビリビリとした刺激で筋肉を動かすイメージを持つ方も多いのではないでしょうか?
しかし電気治療にはさまざまな種類があり、その中でも近年注目されているのがマイクロカレント療法です。
マイクロカレント療法は、人の体に本来流れている「生体電流」に近い、ごく弱い電流(マイクロアンペアレベル)を利用した治療法です。
体感的な刺激はほとんどなく感じないほど弱いため、「電気が苦手」という方でも安心して受けられることが多いのが特徴です。
【マイクロカレント療法の特徴】
通常の低周波治療は筋肉を収縮させて血流を改善したり、痛みを和らげたりすることが目的です。
一方、マイクロカレント療法は筋肉を動かすのではなく、細胞レベルで組織の修復をサポートすることを目的としています。
ケガをすると、傷ついた細胞は修復するために多くのエネルギーを必要とします。
そのエネルギー源となるのが「ATP(アデノシン三リン酸)」です。
マイクロカレント療法は、このATPの産生を促し、細胞が本来持っている修復能力を高める働きが期待されています。
さらに、炎症を抑える作用や血流を改善する作用、コラーゲンの生成を促す作用なども報告されており、痛みの軽減だけでなく、治癒をサポートする治療として広く活用されています。
【期待できる効果】
・傷ついた筋肉や靱帯、腱などの修復をサポートする
・炎症や腫れを抑える
・痛みを軽減する
・血流を改善し、治癒環境を整える
・コラーゲンの生成を促し、組織の回復を助ける
・骨折や創傷の治癒を補助する可能性がある
・スポーツ後の疲労回復やコンディショニングに役立つ
特に急性期のケガでは、患部に強い刺激を与えずに治療できることが大きなメリットです。
【主な適応疾患】
① 足関節捻挫
靱帯の損傷部位の修復を促し、腫れや痛みの軽減を目指します。
② 肉離れ
損傷した筋線維の修復を助け、競技や日常生活への早期復帰をサポートします。
③ 打撲
筋肉や軟部組織の炎症や内出血を抑え、回復を促します。
④ 骨折(固定期間中や術後)
骨折の治療は適切な固定が基本ですが、マイクロカレントは骨癒合を補助する目的で使用されることがあります。
⑤ アキレス腱炎
炎症を抑えながら腱組織の修復をサポートします。
⑥ テニス肘(上腕骨外側上顆炎)
肘の腱の回復を促し、痛みの軽減を目指します。
⑦ ゴルフ肘(上腕骨内側上顆炎)
肘の内側に生じた炎症を和らげ、組織修復をサポートします。
⑧ 腱板炎・腱板損傷
肩の痛みや炎症の軽減とともに、腱板の回復を助けます。
⑨ 足底腱膜炎
足裏の炎症を抑え、痛みの軽減や組織の修復を促します。
⑩ ばね指(狭窄性腱鞘炎)
腱や腱鞘の炎症を和らげ、痛みや動かしにくさの改善を目指します。
【スポーツ選手にも選ばれる理由】
マイクロカレント療法は、多くのトップアスリートがコンディショニングやケガの回復に取り入れています。
その理由は、筋肉を無理に動かさず、患部への負担を最小限に抑えながら治療できるためです。
練習や試合前後にも使用しやすく、疲労回復やコンディション維持にも役立つことから、スポーツ現場では非常に身近な治療法となっています。
「できるだけ早く治したい」「ケガを長引かせたくない」という方は、マイクロカレント療法も選択肢の一つとして検討してみてはいかがでしょうか。
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