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慢性熱中症とは?

【慢性熱中症とは?】

毎年夏になると「熱中症に気を付けましょう」という言葉を耳にします。

しかし熱中症は突然発症するような重症例だけではありません。

「何日も体がだるい」「疲れが抜けない」「食欲がない」「頭が重い」といった症状が続いている場合、それは慢性熱中症の可能性かもしれません。

※「慢性熱中症」は正式な病名ではありませんが、軽い熱中症や脱水状態が何日も続く状態を表す言葉として使われています。

 

【慢性熱中症とは?】

慢性熱中症とは、一度に重症化する熱中症とは異なり、軽い脱水や体温調節機能の乱れが毎日少しずつ積み重なって起こる体調不良のことです。

大量の汗をかく日が続いたり、水分補給が十分でなかったりすると、体内の水分や電解質(ナトリウムやカリウムなど)のバランスが崩れます。

その状態が改善されないまま生活を続けることで、身体にさまざまな不調が現れるようになります。

 

【夏だけに起こるの?】

慢性熱中症は夏だけに起こるわけではありません。例えば、

・暖房の効いた室内で水分不足になる冬

・厨房や工場など高温環境での仕事

・サウナや温浴施設を頻繁に利用する方

・厚手の作業着や防護服を着て働く方

などでも起こる可能性があります。しかし、最も多いのはやはり夏です。

 

【こんな症状はありませんか?】

慢性熱中症は風邪や夏バテと間違えられることも少なくありません。

◻︎体がだるい

◻︎疲れが抜けない

◻︎食欲が落ちる

◻︎頭痛

◻︎めまい

◻︎吐き気

◻︎集中力が続かない

◻︎足がつりやすい

◻︎寝ても疲れが取れない

◻︎微熱が続くことがある

などの症状です。「何となく調子が悪い」という状態が数日から数週間続く場合は、慢性熱中症の可能性も考えましょう。

 

【夏バテとの違い】

夏バテと慢性熱中症は症状がよく似ています。

夏バテは、暑さや冷房による自律神経の乱れや胃腸機能の低下が中心です。

一方、慢性熱中症は脱水や体温調節機能の低下が大きく関係しています。

とはいえ、実際には両方が同時に起こることも多く、はっきり区別できないケースも少なくありません。

 

【予防するためにできること】

慢性熱中症は、毎日の生活習慣を少し意識するだけでも予防しやすくなります。

① 喉が渇く前に水分補給

喉が渇いたと感じた時には、すでに軽い脱水が始まっていることがあります。

一度に大量に飲むのではなく、少量ずつこまめに水分を摂ることが大切です。

② エアコンを我慢しない

「暑さに慣れなければ」と無理をする必要はありません。

室温は28℃前後を目安に、湿度も適切に調整しながら快適な環境を保ちましょう。

③ 睡眠をしっかりとる

睡眠不足になると、体温調節機能や疲労回復能力が低下します。

夜間も暑い日はエアコンや扇風機を活用し、質の良い睡眠を確保することが重要です。

④ 栄養バランスを意識する

汗とともに失われるミネラルを補うことも大切です。

ナトリウム、カリウム、マグネシウムなどに加え、筋肉や体力を維持するためのたんぱく質、エネルギー源となる炭水化物もしっかり摂りましょう。

 

慢性熱中症は、毎日の軽い脱水や暑さによる疲労が少しずつ積み重なることで起こる体調不良です。

「夏バテかな」「年齢のせいかな」と思ってしまう方も少なくありません。

だからこそ、「少し疲れているだけ」と軽く考えず、日頃からこまめな水分補給、十分な睡眠、バランスの良い食事、適切な室温管理を心掛けることが大切です。

 


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