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ビフィズス菌の働き

ビフィズス菌はお腹に良い菌!という認識はあるかと思いますが、どんなものかまでは知らないことの方が多いですよね。

ビフィズス菌は腸内細菌の約10%を占めていて、乳酸菌の100倍以上多く、体への影響は乳酸菌より大きいと考えられています。

乳幼児期に最も多くお腹の中に存在し、腸内細菌のほとんどを占めるようになります。

しかし加齢とともに善玉菌であるビフィズス菌は減少し、中高年以降は悪玉菌が急速に増加します。

高齢になるにつれてビフィズス菌の数は極めて少なくなります。

菌が減ってしまう原因は加齢だけでなく、日常生活の中の様々な理由で減ってしまう可能性があります。

例えば、外食が多く食物繊維が不足しがちで運動不足。

心理的なストレスなどでビフィズス菌は減少し、悪玉菌が増加します。

ビフィズス菌を増やすためには、外から生きたビフィズス菌を補給するのと、元々腸内にいるものを増やしましょう。

肉類や油脂類が多いと悪玉菌が増えてしまうため、食物繊維が豊富な野菜を摂ることが大切です。

ヨーグルトから摂ることも効果的ですが、すべてにビフィズス菌が入っているわけではないため、生きているビフィズス菌が入ったものを継続的に摂ることがとても大切です。

腸内環境の良し悪しを判断する方法のひとつに、「便の状態をよく見る」ということがあります。

腸内環境が良いと、便の色が黄色っぽい。形状は柔らかいバナナ状。だと言われています。

一方で腸内環境が乱れているときは、黒っぽく悪臭があると言えます。

善玉菌が多すぎても体に良いという訳ではなく、善玉菌2割・悪玉菌1割・日和見菌7割のバランスが理想的とされています。

整腸作用だけでなく、アレルギー症状の緩和や認知機能の維持、脂肪の蓄積を抑制して太りにくい体質にする、血糖値をコントロールするなど、体にとっては良い影響を与えることが研究によってわかってきました。

健康の良し悪しは、腸内細菌のバランスによって変わると言っても過言ではありません。

業界では「菌活」とか「菌トレ」とか言われています。

 

 

 

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