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やけどの分類

【やけどの程度はどうやって判断する?】

日常生活の中で、熱いお湯や調理器具、ストーブなどに触れて「やけど」をしてしまうことがあります。

やけどは医学的には「熱傷(ねっしょう)」と呼ばれ、その程度は主に皮膚のどの深さまでダメージを受けているかによって、「Ⅰ度・Ⅱ度・Ⅲ度」に分類されます。

 

「Ⅰ度熱傷」

Ⅰ度熱傷は、皮膚の一番外側にある「表皮」だけが傷ついた比較的軽いやけどです。

皮膚が赤くなり、ヒリヒリとした痛みや軽い腫れがみられますが、基本的には水ぶくれはできません。

強い日焼けもⅠ度熱傷に含まれます。

通常は数日〜1週間程度で改善し、傷跡が残ることもほとんどありません。

 

「Ⅱ度熱傷」

Ⅱ度熱傷では、表皮よりも深い「真皮」までダメージが及んでいます。

大きな特徴が水ぶくれ(水疱)ができることです。

Ⅱ度熱傷は、さらに「浅達性Ⅱ度熱傷」と「深達性Ⅱ度熱傷」に分けられます。

浅達性Ⅱ度では、皮膚が赤くなって水ぶくれができ、強い痛みを感じることが多くあります。

適切に処置されれば、一般的には1〜2週間程度で治ることが多いとされています。

深達性Ⅱ度では、真皮のさらに深い部分まで損傷しています。

皮膚が赤白くまだらになったり、白っぽく見えたりすることがあります。

神経にもダメージが及ぶため、見た目のわりに痛みが弱くなる場合もあります。

治るまで3週間以上かかったり、傷跡やひきつれが残ったりすることもあるため注意が必要です。

 

「Ⅲ度熱傷」

Ⅲ度熱傷は、皮膚の全層にまでダメージが及んだ重いやけどです。

皮膚が白色・褐色・黒色に変色したり、表面が乾燥して硬くなったりすることがあります。

注意したいのは、重症なのに痛みをあまり感じない場合があることです。

皮膚の神経まで損傷すると痛みを感じにくくなるため、「痛くないから軽いやけど」と判断してはいけません。

Ⅲ度熱傷では、自然に治癒することが難しく、状態によっては皮膚移植などの手術が必要になることもあります。

 

 

赤みだけならⅠ度、水ぶくれができればⅡ度、皮膚が白・茶・黒く変色したり感覚が鈍くなったりすればⅢ度の可能性がある、というのが一つの目安です。

また、やけどの重症度は「深さ」だけではありません。

やけどした面積や場所、年齢、全身状態なども含めて判断する必要があります。

顔・手・足・関節・陰部などのやけど、広い範囲のやけど、白や黒く変色している場合、強い水ぶくれがある場合、電気や薬品によるやけどなどは、自己判断せず医療機関を受診しましょう。

やけどをした直後は、まず原因となった熱源から離れ、できるだけ早く流水で冷やすことが大切です。

衣服の上からやけどした場合は、無理に脱がさず衣服の上から冷やします。

軽いやけどに見えても、時間とともに状態が変化することがあります。

「これくらいなら大丈夫」と判断せず、症状が強い場合や判断に迷う場合には、皮膚科・形成外科などの医療機関で適切な診察を受けましょう。

 


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