院長のブログ
ぶつけちゃった!打撲だぁ。
「打撲」とは「打ち身」とも言い、転倒などの強い衝撃によって体の一部をどこかにぶつけた際に筋繊維や血管が損傷することを打撲と言います。
皮膚の表面には傷がなく、皮下組織や筋肉などを損傷している状態です。
打撲によって現れる症状は痛み、患部に熱、腫れ、内出血が出ます。
受傷直後は痛みを感じにくいですが、時間が経つにつれて痛みを感じることがあります。
また、炎症を起こしているため熱を持ったように熱くなります。
打撲をしたところの毛細血管が傷つき内出血を起こします。
その際ボコッと腫れることがあります。
打撲をすると痛みをかばって他の症状も現れます。
けがをしていない所が痛くなったり疲れる。
周りの筋肉がつっぱる。などが現れ、体の歪みにもつながってきます。
打撲はそんなに症状が重いと感じない人がほとんどですが、生活の中のちょっとした動作やスポーツ時のパフォーマンスに大きな影響を与えます。
悪循環が続く前に早めに治療しましょう。
打撲をした際は応急処置の【RICE:ライス】が基本です。
R :安静。患部に負担がかからないようにしましょう。
I :冷やす。氷を入れたビニール袋などで15分程冷やしましょう。
C:圧迫。キツすぎない程度に包帯やテーピングを使って圧迫します。
E:挙上。心臓よりも高い位置になるようにして内出血や腫れを抑えます。
患部が明らかに変形していたり、頭・顔・お腹・胸部を強くぶつけてしまった場合は早めに医療機関を受診しましょう。
怪我の程度や個人差があるので一概には言えないですが、完治するまで2週間程度は経過を見て、状態がよければ日常生活をいつものように送ってみましょう。
接触が多いスポーツをしている人であれば前もってテーピングをしておくのもいいでしょう。