院長のブログ
「狭心症」って何 ?
虚血性心疾患とは、心筋梗塞と狭心症をひとまとめにした言い方です。
虚血性とは血液が不足しているという意味です。
狭心症は、心臓の冠状動脈が詰まって狭くなることにより十分な酸素や栄養が届かなくなる病気です。
狭心症には3種類あります。
1、安定狭心症
階段を登ったり、運動をしたり、心理的なストレスを受けた時などに、胸に痛みや圧迫感が出ます。
体を動かしたりストレスを感じたりすると、それに応じて体内にたくさんの血液を送り出そうと心筋が活発に働きますが、血管が細くなっていると血液供給が追いつかず胸の痛みなどの症状が現れます。
2、不安定狭心症
痛みが強くなる、発作の回数が増える、少しの動作や安静状態でも発作が起こるなど、痛みや圧迫感のパターンが変化します。
症状が安定していたのにこういった症状が現れたら、冠状動脈が急速に狭くなりつつあるので危険な状態です。
すぐに救急車を呼ぶか、医師に連絡を取りましょう。
3、異型狭心症
夜寝ている時、昼間、安静にしている時に胸が苦しくなる発作を起こします。
多くは冠状動脈が一時的にけいれんして収縮し、血流が途絶えることによって起こります。
ひどい動脈硬化がなくても起こることがあります。
前兆は胸の痛み、胸が締め付けられるような圧迫感などがあります。
安静にしていれば治ることが多く、放置してしまうことも少なくないそうです。
胸の違和感や軽い痛み、胸が締め付けられるような強い痛みを経験したことがある場合は医師に相談しましょう。
狭心症は塩分や糖分の多い食事、ストレス、運動不足、喫煙などの生活習慣を見直すことで予防できます。
生活習慣を改善し定期健診を受けるようにしましょう。
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