院長のブログ
「オスグッド」ってなに?
正式名称はオスグッド・シュラッター病と言い、成長期の子供の膝のお皿の下の骨が隆起し、腫れと痛みが出ます。
成長期に頻発するスポーツ疾患で、小学校高学年から中学生にかけて運動量が増え、大腿四頭筋が発達することによって起こります。
大腿四頭筋とは太ももの前側にある筋肉で、骨盤から始まり膝下の脛骨粗面という場所にくっ付きます。
成長期の子供は骨が完全に出来上がってなく、軟骨の部分が多くて弱いため、大腿四頭筋が収縮した際に筋肉が付着している脛骨粗面を引っ張ることによって軟骨の一部が剥がれます。
ほとんどの場合成長期が終わると痛みも無くなりますが、痛みがあるまま無理をすると大人になってからも痛みが残ることがあります。
主な症状は膝のお皿の下にある脛骨粗面に限局した痛みと、押した時の痛み、熱感や腫れ、運動をすると痛みが出るが休むと治まる、骨性の隆起が見られます。
オスグッドの治療はストレッチとアイシングと休息がメインになります。
本当は運動を一時中断して安静が取れれば1番良いですが、なかなか休めない人もいるかと思います。
空いた時間に手軽にできる太ももの前側のストレッチはとても効果があります。
1、立ったまま片方の手で同側の足首を持ちます。
2、その手を後ろにゆっくり伸ばします。
太ももの前側が伸びているのを意識しましょう。
このときに反動をつけずゆっくり伸ばしましょう。
アイシングは袋に入れた氷水などで患部をしっかり冷やします。
冷湿布は表面は冷たくて気持ちいいですが、内部までは冷やせないので「アイシング」をしっかり行う時は氷水を使いましょう。
腰痛 坐骨神経痛 なら桜木町 関内の整骨院