院長のブログ
「アイスクリーム頭痛」ってなに?
かき氷やアイスクリームを食べたときにキーンとする頭痛を経験したことありませんか?
この痛みのことを「アイスクリーム頭痛」と言います。
驚くことに、この名前は医学的な正式名称なんです!
アイスクリーム頭痛は片頭痛のない人に比べて、片頭痛のある人は3倍多く見られるとの報告があります。
一般的に、片頭痛がなくてもアイスクリーム頭痛になるという報告もあるため明確には区別できません。
この頭痛が起きるメカニズムはいろいろありますが主にこの2つの説が有力とされています。
①冷たいものを食べると急に喉や口の中が冷えてしまうため、人間の体は一時的に血流量を増やして温めようとします。その時に頭につながる血管が膨張することから頭痛が起きる。
②冷たいものが喉を通るときに、喉にある三叉神経が刺激され、この時に発生する伝達信号を脳が痛みと勘違いして頭痛が起きる。
…予防法…
頭痛を感じることなく冷たいものを食べたい時にはゆっくり時間をかけて食べましょう。
急激な冷えを痛みとして勘違いするため、ゆっくり食べて喉が温まるのを待ちましょう。
また、合間に温かい飲み物を飲んで喉を温めるのもいいですよ。
もしアイスクリーム頭痛が起こってしまったら、額やこめかみを保冷剤や冷たいペットボトルなどで冷やしてみるのもいいでしょう。
アイスクリーム頭痛はごく短時間の頭痛なので治療や病院を受診するかなどの心配はいりません。
しかし冷たいものを食べた直後、急な頭痛が数分で治らない場合や、嘔吐・意識消失などの症状が出た場合はすぐに医療機関に相談しましょう。
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