院長のブログ
高齢とむくみの関係
梅雨の時期は外出が億劫になり、運動量が減りやすいです。
また気圧の変化もむくみに影響するため、この時期は特にむくみを気にする方が増える傾向にあります。
【高齢になると足がむくみやすくなる?】
◻︎最近、夕方になると足がパンパンになる
◻︎靴下の跡がなかなか消えない
◻︎昔より足が重だるい
このような足のむくみの悩みは、高齢になるほど増えてきます。
年齢とともに多少むくみやすくなるのは自然な変化でもありますが、中には病気のサインが隠れているケースもあります。
【なぜ高齢になるとむくみやすいの?】
① ふくらはぎの筋力低下
ふくらはぎは「第二の心臓」と呼ばれています。
歩くたびに筋肉が収縮し、足にたまった血液を心臓へ押し戻しています。
しかし高齢になると、筋肉量の低下、歩行量の減少、運動不足によって、このポンプ作用が弱くなります。
すると血液や水分が下半身にたまりやすくなり、足がむくみやすくなるのです。
② 長時間座る時間が増える
高齢になると、外出頻度が減る、テレビを見る時間が増える、横になる時間が長いなど、活動量が低下しやすくなります。
実は「座りっぱなし」もかなり循環が悪くなる原因です。
特に膝を曲げた状態が長いと、血流やリンパの流れが滞りやすくなります。
③ 血管の老化
年齢とともに血管の弾力は低下します。
若い頃はスムーズだった血流も、加齢によって流れが滞りやすくなり、余分な水分が足に残りやすくなります。
そのため、夕方だけむくむ、朝は楽だけど夜はパンパンになる、靴がきつくなるという症状が出やすくなります。
④ 心臓や腎臓の機能低下
高齢者のむくみで特に注意したいのが、内科的な病気です。
心臓や腎臓の働きが低下すると、体の水分調整がうまくいかなくなり、むくみが出現することがあります。
「もう年だから」と思い込まず、変化に気づくことが大切です。
【放置してはいけない危険サイン】
①片足だけ極端に腫れる
左右差が強い場合は要注意です。
特に、赤み・熱感・痛みを伴う場合は、「深部静脈血栓症(エコノミークラス症候群)」の可能性があります。
血の塊(血栓)ができる病気で、重症化すると肺へ飛ぶ危険があります。
②急激にむくみが強くなった
数日で急に腫れてきた場合は、心不全・腎機能低下・薬の副作用などの可能性も考えられます。
③息切れを伴う
足のむくみと息切れは重要なサインです。
・少し歩くだけで苦しい
・横になると息苦しい
・夜中に呼吸が苦しくなる
などは心不全の初期症状のこともあります。
【高齢者のむくみ対策】
①動くことが最重要
実は、むくみ対策で最も大切なのは「適度に動くこと」です。
高齢になると、「転ぶのが怖い」「疲れるから動かない」という流れになりやすいですが、動かないほど循環は悪化します。
長時間歩く必要はありません。
◻︎家の中をこまめに歩く
◻︎30分に1回立つ
◻︎買い物に歩いて行く
◻︎軽い散歩をする
②足首を動かす
座ったままでもできる簡単な方法です。
これだけでも、ふくらはぎのポンプ作用を助けることができます。
◻︎つま先を上下する
◻︎足首を回す
◻︎かかと上げ運動
③冷え対策も重要
高齢者は実際冷えてても冷えを感じにくいことがあります。
特に夏場の冷房による冷えは要注意です。
◻︎冷房の風を直接当てない
◻︎湯船につかる
◻︎薄手の靴下を使う
④タンパク質不足に注意
高齢者は「低栄養」によるむくみも少なくありません。
筋肉量維持のためにも、肉・魚・卵・大豆製品などをしっかり摂ることが重要です。
★野毛整骨院の場所★
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