院長のブログ
脳梗塞のリハビリその2
脳梗塞後のリハビリは、時期ごとに段階的な目標が設定され、それに基づいてリハビリの内容が変わります。
リハビリは発症直後からの取り組みが重要で、時期ごとに目標を設定して段階的に進めます。
特に回復期に集中的に取り組むことで、後遺症の軽減や生活の質向上が期待されます。
リハビリの時期の指標とその特徴をまとめました。
①急性期(発症後0~2週間)
•命を救い、二次的な障害(合併症)の予防に重点を置く。
•ベッド上での安静を保ちながら、体を徐々に動かし始める。
•血流の安定化:血圧や心拍を安定させる。
•筋力低下(廃用症候群)の防止。
•床ずれ(褥瘡)や肺炎の予防。
•静脈血栓(エコノミークラス症候群)の防止。
•ベッド上での体位変換や起き上がりの練習。
•ベッド上での関節可動域の運動。
•血栓予防のための足首の軽い運動や呼吸リハビリ。
•可能であれば座る練習を開始。
②回復期(発症後2週間~6ヶ月)
•身体機能や日常生活動作(ADL)の回復を目指す。
•この時期は脳の可塑性(神経が新たな経路を作る能力)が高く、最もリハビリ効果が期待できる。
•座る、立つ、歩くなどの基本動作の回復。
•食事やトイレなどの身の回りのことを自分で行えるようになる。
•麻痺や筋力低下の改善。
•言語や認知機能の回復。
•理学療法(立ち上がりや歩行練習、筋力トレーニング)。
•作業療法(着替えや食事などの日常生活動作の練習)。
•言語療法(言語障害や嚥下障害の改善)。
•外出の練習や社会復帰の準備。
③慢性期(発症後6ヶ月以降)
•後遺症の影響を最小限に抑え、生活の質(QOL)の向上を目指す。
•継続的なリハビリで残存機能を維持・向上。
•再発を防ぎながら現状の身体能力を維持する。
•職場復帰や趣味活動への再挑戦。
•福祉機器の活用で生活の自立を支援。
•継続的な理学療法や作業療法。
•福祉用具や介助者を活用した生活環境の改善。
•軽い運動(散歩や体操)やストレッチ。
•心理的サポート(うつや不安の軽減)。
★野毛整骨院の場所★
住所:神奈川県横浜市中区吉田町64-1
吉田町商店街の吉田町本通りにあります。老舗鶏肉専門店「梅や」さんの向い、ミニストップの隣です。
桜木町駅と関内駅、日ノ出町駅と馬車道駅を結んだのちょうど真ん中、大岡川沿い都橋からすぐの場所です。
横浜市庁舎、伊勢佐木モールからも徒歩圏内です。
★交通事故治療★
当院では交通事故によるケガの治療も行っています。
交通事故によるトラブルについては「無料で相談できる弁護士さん」を紹介することも可能です。
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