院長のブログ
正常な脈拍とは?
「脈拍を測る理由」
脈拍は、機械がなくても簡単に測れる身体からのメッセージです。普段の脈拍を知っておくことで、いつもと違うに気づけるのが最大のメリットなので、朝や寝る前の安静時に自分の脈拍を測定しましょう。
心臓は常に血液を全身へ送り出し、酸素と栄養を届けています。その血液の流れを生み出しているのが心ポンプであり、その動きを外から読み取れるのが「脈拍」です。
脈拍は健康状態を反映する大切な指標で、セルフチェックとしても非常に有効です。脈拍はただの数だけではなく、強さやリズムから身体の状態を把握することができます。
脈のリズムが一定でない・急に速くなる・遅くなるなどの違和感は必ず記録しておきましょう。そのデータ情報は病院を受診した際に、医師の診断に役に立ちます。
「脈拍から得られる健康情報」
① 自律神経の状態
緊張・興奮時には交感神経が働き脈が速くなります。リラックス時は副交感神経が優位になり脈がゆっくりになります。脈拍は心身のストレス度合いの目安にもなります。
② 心臓のポンプ力(心機能)
脈は心臓がしっかり収縮しているかのサインです。弱々しい脈は脱水・出血・低血圧などの可能性があり、力強い脈は発熱や運動直後などでよく見られます。
③ 循環のトラブル
脈が不規則に乱れると不整脈が疑われます。動悸や息切れがあるときは早めに医療機関へ相談することが大切です。
「正常な脈拍の目安」
・成人:60〜100回/分
・アスリート:40〜60回/分の低い脈も正常範囲
・子ども:年齢が小さいほど速い(100〜140回など)
安静時の1分間の脈拍が目安です。脈拍は状況により大きく変動します。運動直後、発熱、緊張、脱水、喫煙、コーヒー摂取などでも脈は速くなります。一方で睡眠中はゆっくりになります。
「脈拍の見かた(セルフチェック方法)」
最も簡単なのは、手首にある橈骨動脈での測定です。
① 手首の親指側に指を軽く当てる。人差し指・中指・薬指の3本の腹でやさしく触れます。
② 10〜15秒間測って、4倍または6倍する。
例:15秒で20回 → 1分間で約80回/分
③ 見るポイントは3つ。脈の速さ(頻度)、リズムの規則性、脈の強さ(しっかりしているか)。
「異常時の脈拍とその種類」
脈の異常は大きく頻脈、徐脈、不整脈の3つに分かれます。
① 頻脈(脈が速い):運動後や緊張時であれば心配ありませんが、安静時に続く場合は要注意です。
・安静時で 100回/分以上
・発熱、脱水、貧血、甲状腺機能亢進症、心疾患などが原因
・息苦しさや動悸を伴うことがある
② 徐脈(脈が遅い):突然の強い徐脈は危険なケースもあるため、症状を伴う場合は早めに医療機関へ。
・50回/分以下(※スポーツ選手は正常なことが多い)
・めまい・ふらつき・倦怠感がある場合は心機能低下の可能性
③ 不整脈(リズムの乱れ)
・期外収縮:ドクッと飛ぶような脈。健常者は1日1000回以下。多くは一時的で問題なし。
・心房細動:脈がバラバラに乱れる。脳梗塞のリスクが高くなる。
・上室性頻拍:急に脈が速くなり150~250回の頻脈になる、突然始まり突然終わるような「ドキドキ」とした動悸が主な症状。
・心室性頻拍:120回以上の頻脈で危険度が高い不整脈。心室細動に移行する可能性がある。
★野毛整骨院の場所★
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横浜市庁舎、伊勢佐木モールからも徒歩圏内です。
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