院長のブログ
増加傾向にある「梅毒」とは?
性感染症の一つである梅毒の患者さんが、若い人を中心に国内で急激に増えているそうです。
現代の医学で命を落とすことは少なくなっていますが、放っておくと神経梅毒、大動脈瘤や髄膜炎などの重篤な病気に進行する恐れもあります。
感染した時の自覚症状や検査はしっかり把握しておきましょう。
梅毒とは梅毒トレポネーマと呼ばれる細菌に感染することによって発症します。
性交渉を介しての感染が非常に多く、梅毒トレポネーマに感染した粘膜が、他の人の皮膚や粘膜に接触し感染すると全身に多様な症状が現れます。
梅毒トレポネーマは体の外では長く生存出来ない細菌なので、ハグや握手で感染するリスクは非常に低いですが、皮膚に傷などがあると細菌が傷口から体内に入る恐れがあるため感染リスクが高まります。
梅毒は感染してからの期間に応じて1期、2期、3期、4期の4つの病期に分けられます。
症状は病期によって異なり、4期まで進行すると死に至る危険が出てきます。
【1期】初期梅毒
感染してから3週間程経過している時。
感染部分のしこりや潰瘍。
リンパ節の腫れなど。
【2期】初期梅毒
梅毒に感染してから治療しないまま3ヶ月以上経過した状態。
バラ疹、扁平コンジローマ、発熱、倦怠感など。
【3期】晩期梅毒
感染から治療せずに数年〜十年程経過した状態。
身体、手足、顔、筋肉や骨にゴム種など。
【4期】末期梅毒
心血管梅毒、神経梅毒など。
特に妊娠している方が梅毒に感染すると、母親だけでなく胎盤を通して胎児にも感染する可能性があり、非常に危険と言われています。
母子感染の場合、早期梅毒だと感染率は60〜80%程と高い数値になっています。
潜伏期や感染から数年経過していると、母子感染の確率は約20%と言われています。
★野毛整骨院の場所★
住所:神奈川県横浜市中区吉田町64-1
吉田町商店街の吉田町本通り沿いにあります。鶏肉専門店「梅や」さんの向い、ミニストップの隣です。
桜木町駅、関内駅からド真ん中、大岡川沿い都橋からすぐの場所。
横浜市庁舎、伊勢佐木モールからも徒歩圏内です。