

院長のブログ
利き手はいつ決まるのか?
「利き手は胎児のころから決まり始めている!」
利き手がいつ決まるのかについては、まだ完全には解明されていませんが、かなり早い段階から決まり始めていることが、さまざまな研究から分かってきています。胎児期での超音波検査で、胎児が左右どちらの手をよく動かすかが観察されており、妊娠8週頃から片手の動きの優位性が出始めるとされています。妊娠13週頃には、右手で顔を触る回数が多い赤ちゃんは、出生後も右利きになる傾向が強いことが報告されています。つまり、脳の神経発達の段階で、利き手はすでに胎内で決まりつつあると考えられています。
「幼少期にどう育つかも関係する」
1〜3歳ごろから手の使い分けが始まる。食事やおもちゃで遊ぶときなど、手の使い方に偏りが見え始めます。ただしこの時期は日によって使う手が変わることもあり、利き手が確定とは言えません。
4〜6歳ごろから利き手がほぼ定まる。お箸、クレヨン、はさみなど細かい手先を使う道具の扱いがはっきりしてきます。このころになると、利き手が定着したとみなされることが多いです。
「親が矯正するとどうなる?」
以前は左利きは矯正するべきという風潮がありましたが、無理に右利きに直すとストレスや学習への悪影響があるという研究報告もあります。特に言語や空間認識の処理が混乱するケースもあり、現代では無理な矯正は推奨されていません。ただ一概にすべてが悪いわけではなく、矯正が脳にとって刺激やトレーニングになる可能性も、いくつかの観点から指摘されています。
「矯正によるポジティブな側面(可能性)とは?」
利き手ではない手を使うことで、普段あまり使われない脳の運動野を刺激できます。これは脳トレ的な効果とも言え、神経回路の新しいつながり(シナプス形成)を促す可能性があります。
楽器演奏やスポーツなど、両手の器用さが求められる活動において有利になることがあります。矯正によって両手がある程度使えるようになると、左右の脳の連携力(脳梁の活性)が高まる可能性があります。
使い慣れていない手をあえて使うことで、注意を向ける力、根気、意識的なコントロール力が高まるとも言われます。たとえば、左利きの人が右手で丁寧に文字を書くよう努力することは、脳の前頭前野(注意・実行機能)を活性化させるかもしれません。
利き手そのものを「矯正」するのではなく、非利き手のトレーニングとして使う機会を増やすのは、脳の発達に良い影響を与える可能性があります。「矯正」よりも「両手を活かす」という視点が大切です。
★野毛整骨院の場所★
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横浜市庁舎、伊勢佐木モールからも徒歩圏内です。
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