

院長のブログ
傷の種類
ケガを分類すると一般的で最も日常生活において発生頻度が多いもので皮膚の傷があります。皮膚の傷も種類や程度などにより医学的に分類することができます。聞き慣れないものもありますが、漢字からおおよそ想像できるものも多いです。知識として知っていると他者に伝える時に役に立つかもしれません。
1. 傷(創傷)とは
- 外的要因により皮膚や組織が損傷した状態
- 日常のケガから手術創まで幅広く含む
2. 原因による分類
- 切創(せっそう):鋭利なもので切られた傷(例:包丁)
- 挫創(ざそう):鈍的な衝撃で皮膚が押しつぶされる(例:ドアで指を挟む)
- 裂創(れっそう):皮膚が引き裂かれた傷(例:転倒での裂傷)
- 刺創(しそう):釘や針が深く刺さった傷(例:注射針)
- 熱傷(ねっしょう):火・熱湯・薬品などによる損傷
- 凍傷(とうしょう):寒冷環境での皮膚損傷
- 電撃傷(でんげきしょう):感電による組織損傷
3. 深さによる分類(創の深達度)
- 表皮剥離(擦過傷):表皮のみの損傷(例:すり傷)
- 真皮損傷:表皮と真皮まで損傷(例:深く切った傷)
- 皮下組織損傷:脂肪層まで達する傷
- 筋・腱・骨に及ぶ損傷:開放骨折などの深い創傷
4. 清潔度による分類(感染リスク)
- 清潔創:無菌的に処理された手術創
- 清潔汚染創:消化器や呼吸器に接触した手術創
- 汚染創:外部からの細菌や異物混入のある外傷
- 感染創:すでに感染が進行し、発赤・膿・熱感がある創
5. 発生からの経過による分類
- 急性創傷:受傷後すぐに治癒が進む傷(例:手術創、切り傷)
- 慢性創傷:治癒が遅延している創(例:褥瘡、糖尿病性潰瘍)
6. 特殊な創傷
- 挫滅創(ざめつそう):強い圧力で組織が壊死・壊れる傷
- 咬傷(こうしょう):動物・人に噛まれた傷(感染リスク高)
- 切断創(せつだんそう):指や四肢などが切断された状態
- 穿刺創(せんしそう):針や異物が深く刺さった創
7. 観察のポイント
- 創の深さ・大きさ・出血の有無
- 周囲の発赤・腫脹・熱感・膿の有無
- 異物(ガラス片・毛髪・砂など)の有無
- 受傷時刻・原因・背景疾患(糖尿病、抗凝固薬服用など)
★野毛整骨院の場所★
住所:神奈川県横浜市中区吉田町64-1
吉田町商店街の吉田町本通りにあります。老舗鶏肉専門店「梅や」さんの向い、ミニストップの隣です。
桜木町駅と関内駅、日ノ出町駅と馬車道駅を結んだのちょうど真ん中、大岡川沿い都橋からすぐの場所です。
横浜市庁舎、伊勢佐木モールからも徒歩圏内です。
★交通事故治療★
当院では交通事故によるケガの治療も行っています。(自賠責保険)
交通事故によるトラブルについては「無料で相談できる弁護士さん」を紹介することも可能です。
お気軽にご相談ください。
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