

院長のブログ
交通事故で多いケガ
交通事故によるけがは、事故の種類によって大きく異なります。
中でも「車対車」「車対自転車」「車対歩行者」の3つのケースは頻度も高く、けがの傾向や重症度にも特徴があります。
それぞれのパターンで多いけがの種類やリスクについて比較してみましょう。
1. 車対車の事故で多いけが
車同士の事故では、乗員はシートベルトやエアバッグといった安全装備に守られているため、致命的なけがの発生率は比較的低いものの、むち打ち(頸椎捻挫)が最も多く見られます。追突や急ブレーキの衝撃により首が前後に大きく振られることで発生します。
また、腰部捻挫や背部の筋肉損傷もよく見られます。中にはエアバッグの開放による顔面や腕の打撲、火傷も報告されています。車内での衝撃によって膝を打ち付けたり、胸部をシートベルトで強打するケースもあり、骨折や打撲が生じることもあります。
重症例としては、高速道路での多重事故などで内臓損傷や骨盤骨折に至る場合もありますが、車両の安全性が向上した現代では死亡率は低下傾向にあります。
2. 車対自転車の事故で多いけが
車と自転車の事故では、衝突時に自転車側の身体がむき出しであるため、けがのリスクは車同士よりも高くなります。特に多いのが骨折(鎖骨、肋骨、手首など)や頭部外傷です。
自転車は転倒を伴うため、地面への衝撃で擦過傷や打撲傷を広範囲に負うことが多く、落車時に手をついて手首や肘の骨折が起きるケースが目立ちます。特に高齢者では、大腿骨頸部骨折などの重症につながることもあります。
また、ヘルメット未着用の場合、頭部への直撃による脳震盪や外傷性脳損傷も見られ、命に関わるリスクもあります。自転車側に走行ルールの不徹底があると、見落としやすい交差点での事故が発生しやすくなります。
3. 車対歩行者の事故で多いけが
最も重症化しやすいのが、車対歩行者の事故です。車の速度と歩行者の無防備さが組み合わさるため、命に関わる重度の外傷が多発します。特に多いのが骨折(下肢・骨盤・肋骨)と頭部外傷です。
初期の衝突で下肢を強打し、次にフロントガラスなどに頭部をぶつけることが多く、脳挫傷や頭蓋骨骨折が起こりやすいのが特徴です。さらに、車両の下に巻き込まれることで内臓損傷や脊髄損傷に至る場合もあります。
高齢の歩行者では歩行速度が遅く反応が鈍いため、事故の回避が難しく、死亡リスクが特に高いとされています。信号無視や横断歩道以外の横断も事故要因になりやすく、ドライバー側の注意義務も問われます。
その他、バイク事故も大きなケガになることが多いです。また、最近では自転車同士の事故も増えてきたように感じます。電動キックボードでの転倒事故も発生しています。
★野毛整骨院の場所★
住所:神奈川県横浜市中区吉田町64-1
吉田町商店街の吉田町本通りにあります。老舗鶏肉専門店「梅や」さんの向い、ミニストップの隣です。
桜木町駅と関内駅、日ノ出町駅と馬車道駅を結んだのちょうど真ん中、大岡川沿い都橋からすぐの場所です。
横浜市庁舎、伊勢佐木モールからも徒歩圏内です。
★交通事故治療★
当院では交通事故によるケガの治療も行っています。(自賠責保険)
交通事故によるトラブルについては「無料で相談できる弁護士さん」を紹介することも可能です。
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