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リトルリーガーショルダーとは?
「野球肩の原因と予防方法」
野球をしていると、肩が痛いと訴える選手は少なくありません。特にピッチャーや外野手など、肩を大きく使うポジションでは野球肩と呼ばれる障害が発生しやすくなります。これは単なる筋肉痛とは異なり、放置すると長期離脱や慢性痛につながるリスクがあるため、早期の理解と予防が大切です。今回は野球肩の原因とその予防方法についてです。
「野球肩の主な原因4つ」
1. 投げすぎ(オーバーユース)
野球肩の最も大きな要因は「使いすぎ」です。特に成長期の子どもは、骨や関節、筋肉がまだ未発達な状態であり、投球の反復によって肩関節に大きな負担がかかります。練習や試合での投球数が多い、登板間隔が短いといったスケジュールはリスクを高めます。
2. 投球フォームの不良
肘が下がる、体の開きが早い、リリースポイントが安定しないなど、誤ったフォームも肩に過度なストレスを与えます。特に体の使い方が未熟な小中学生では、フォームの乱れが障害の引き金になりやすいです。
3. 柔軟性の不足
肩や肩甲骨、股関節まわりの柔軟性が低いと、可動域が狭くなり、無理なフォームで投げることになります。それが肩の構造に負担をかけ、炎症や損傷につながります。
4. 筋力のアンバランス
肩のインナーマッスル(ローテーターカフ)や肩甲帯の筋力が弱い、またはバランスが悪いと、投球時に肩関節が不安定になり、損傷の原因となります。
「野球肩を予防する方法」
1. 投球数の管理
選手の年齢や体力に応じて投球数を制限することが基本です。ある整形外科学会では、小学生は1日50球以内、中学生は70〜100球程度を目安とするよう推奨されています。また、連投や無理な登板も避けましょう。
2. 十分なウォーミングアップとクールダウン
肩周りを温めるダイナミックストレッチ、関節可動域を広げる運動を行うことで、投球前に身体を万全の状態に整えます。練習後にはアイシングや静的ストレッチを行い、疲労を早めに回復させることも大切です。
3. 正しいフォーム指導
野球肩の予防には、正しい投球フォームの習得が欠かせません。フォームのクセや無駄な力みを修正し、体全体を使ったスムーズな投球を目指しましょう。動画撮影や専門家によるアドバイスが有効です。
4. 体幹・肩甲骨・股関節の強化
肩だけでなく、体幹や下半身の安定性も投球には必要です。プランクやスクワット、チューブトレーニングなどを取り入れ、全身を連動させる力を養いましょう。
5. 違和感を無視しない
肩に少しでも違和感を感じたら、無理をせず投球を中止する勇気も必要です。「まだ大丈夫だろう」という我慢が、悪化を招くこともあります。早めに専門医や整骨院で評価を受けましょう。
★野毛整骨院の場所★
住所:神奈川県横浜市中区吉田町64-1
吉田町商店街の吉田町本通りにあります。老舗鶏肉専門店「梅や」さんの向い、ミニストップの隣です。
桜木町駅と関内駅、日ノ出町駅と馬車道駅を結んだのちょうど真ん中、大岡川沿い都橋からすぐの場所です。
横浜市庁舎、伊勢佐木モールからも徒歩圏内です。
★交通事故治療★
当院では交通事故によるケガの治療も行っています。(自賠責保険)
交通事故によるトラブルについては「無料で相談できる弁護士さん」を紹介することも可能です。
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