院長のブログ
こつそしょうしょう「骨粗鬆症」
閉経後に骨粗鬆症になる人が多いと言われているため、若いうちから骨のことを気にする方は少ないかと思います。
しかし骨が一番成長するのが10代で、30代にはしっかりとした骨ができ上がります。
この時期に無理な食事制限によるダイエットや偏った食事などを続けていると骨量がどんどん低下していき、早くから骨粗鬆症になってしまいます。
骨の健康のためにはカルシウムの摂取はとても重要ですが、カルシウムの吸収を促進するためにはビタミンDや、骨への取り込みを助けるビタミンKなど様々な栄養素も必要です。
骨粗鬆症になっても特に痛みなどの自覚症状はありません。
しかし骨がスカスカ状態なので、ちょっとした弾みで骨折しやすくなります。
背骨や手首、腕の付け根、太ももの付け根に多く発生します。
自覚症状がないため女性は40歳を過ぎてからは5年刻みに定期的に骨密度の検査を受けるなど自分の骨の状態をチェックしましょう。
また、25歳の時の身長と比べてどのくらい縮んでいるかもチェックポイントになるそうです。
太ももの付け根の骨折の場合、歩くことが奥手となり高確率で寝たきりになってしまいます。
そのため転ばないためにも普段から手すりを使ったり、段差のあるところでつまずかないためにも段差を小さくしたり、転倒するリスクを少しでも下げる環境づくりをしてみましょう。
骨粗鬆症の治療は主に薬物治療になりますが、多くの患者さんは途中でやめてしまうそうです。
数年単位と長い月日をかけて薬の効果が現れるため骨粗鬆症の治療は根気強く、また自己判断で薬を中断しないようにしましょう。
食事や運動なども並行して行うと骨の強度が高まります。
骨は適度に負荷がかかると骨を作る細胞が活発になるため強くなります。
1日10分でも散歩に出かけたり、階段の上り下りをするなど日常生活の中に自分の体に無理のない範囲で「動く」ことを取り入れましょう。
当院は桜木町駅から徒歩10分、関内駅から徒歩10分、日の出町駅から徒歩10分、馬車道駅から徒歩10分の位置にあります。
ちょうど真ん中、歩くにはちょうどいい距離です(笑)ウソのようでホントの話です。