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「足底筋膜炎」とは?

足の裏が痛くなった経験はありませんか?

よく聞く「足底筋膜炎」と「足底腱膜炎」は解剖学的に細かく言うと筋膜と腱膜の違いはありますが、名称が違うだけで同じ扱いになります。

どちらも歩くと踵から足底に痛みが現れ、歩く距離が長くなると痛みが増強します。

階段の上り下りやつま先立ちをしたときに痛みがあり、朝起きてからの歩き始めにも痛みが出ます。

動いていくうちに一度は痛みが軽くなりますが夕方になると痛みが強くなります。

症状に個人差はありますが、一度痛みが出てしまうと足を使わないなどの患部を安静にすることが難しいため、痛みの軽減が難しく治りにくいのが現状です。

 

足底筋膜炎の治療は保存療法が基本です。

症状が落ちつくまでは長時間立っていることや、長い距離を歩くことは控えましょう。

運動療法による治療はストレッチやマッサージがメインになります。

太ももの裏側やふくらはぎの筋緊張を取り除きます。

☐足の指が上手く使えていえるか?

☐扁平足はないか?

など足部の状態を確認し、その人に合った治療を行います。

また電気治療や超音波治療などの物理療法も組み合わせて行い、必要に応じてテーピングやサポーターなどで患部の負担軽減を図ります。

炎症がある場合はロキソニンなどの飲み薬を服用したり、アイシングをすることで炎症を抑えて症状が改善します。

ただし、飲み薬は長期間使用すると胃が荒れることがあるので使いすぎには気をつけましょう。

足だけの問題でなく、他に痛みがある所をかばっていたり、普段の姿勢が悪い場合も足底筋膜炎を引き起こすことがあります。

症状を長引かせないためにも、痛みが出始めたら治療を開始しましょう。

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