院長のブログ
「走る」「歩く」の違い
1. 接地時間と飛行時間の違い
•歩く:両足のいずれかが常に地面に接している状態です。足が地面から離れる「飛行フェーズ」が存在しません。片足の接地が終わるとすぐにもう一方の足が接地します。
•走る:両足が地面から完全に離れる「飛行フェーズ」が存在します。片足で地面を蹴り、体が空中を移動する段階が含まれます。
2. 歩行周期(ゲイトサイクル)の違い
•歩く:一歩の周期の約60%が足が地面に接している支持期である。遊脚期(足が地面から離れている時間)は約40%。
•走る:支持期は短くなり、遊脚期が長くなります(高速度では支持期が約30%以下になることも)。支持期が片足のみで行われるため、全体的に動作が不安定になりやすい。
3. 重心の動きの違い
•歩く:重心の上下動は比較的小さく、スムーズな波状の動きを描きます。身体の安定性を保つ動作が優先されます。
•走る:重心の上下動が大きく、エネルギーを推進力に変える動きが目立ちます。飛行フェーズにより重心が上下に大きく移動します。
4. 地面反力(グラウンド・リアクション・フォース)の違い
•歩く:地面反力は比較的小さく、歩行中のピークフォースは体重の1~1.2倍程度。身体にかかる衝撃が少ないため、関節への負担も軽い。
•走る:地面反力は体重の2~3倍に達することがあり、特に着地時に高い衝撃が発生する。より大きな力で地面を蹴るため、筋肉や関節に大きな負荷がかかります。
5. エネルギー効率の違い
•歩く:エネルギー効率が高く、持続可能な動き。振り子運動のように脚を振り出し、重心を節約的に移動します。
•走る:バネのように腱や筋肉がエネルギーを蓄えたり解放したりする動作(ストレッチ・ショートニング・サイクル)が重要。高速移動を実現するためエネルギー消費は増加します。
6. 姿勢と関節運動の違い
•歩く:関節の可動範囲が小さく、膝関節の伸展がやや制限されます。腰や骨盤の回旋も比較的小さい。
•走る:関節の可動範囲が広がり、特に膝や股関節が大きく動きます。骨盤の前傾や体幹の動きが歩行よりも目立ちます。
★野毛整骨院の場所★
住所:神奈川県横浜市中区吉田町64-1
吉田町商店街の吉田町本通りにあります。老舗鶏肉専門店「梅や」さんの向い、ミニストップの隣です。
桜木町駅と関内駅、日ノ出町駅と馬車道駅を結んだのちょうど真ん中、大岡川沿い都橋からすぐの場所です。
横浜市庁舎、伊勢佐木モールからも徒歩圏内です。
★交通事故治療★
当院では交通事故によるケガの治療も行っています。
交通事故によるトラブルについては「無料で相談できる弁護士さん」を紹介することも可能です。
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