院長のブログ
「脳死」って何?
脳死とは脳幹を含む脳全体の機能が失われた状態です。
回復する可能性がなく、元に戻ることはありません。
薬剤や人工呼吸器などによってしばらくは心臓を動かし続けることはできますが、多くは数日以内に心臓も停止します。
世界のほとんどの国で「脳死」を人の死としています。
脳の役割は大きく3つに分けられます。
運動の命令、知覚、記憶、判断、感情などの高度な心の働きを司る大脳。
運動や姿勢の調整をする小脳。
呼吸や循環機能の調整や意識の伝達など、生きていくために必要な働きをする脳幹。
大脳と小脳のある程度の損傷は回復の可能性もありますが、脳幹はその機能を消失すると生命を維持することができなくなります。
脳死は大脳・小脳・脳幹など脳の全てが機能しなくなった状態なので、心臓を始めとするすべての臓器は自分の力で働くことはありません。
どのような治療をしても、元気なもとの体に戻ることはなく、人工呼吸器を外してしまえば呼吸も心臓もすぐに止まってしまいます。
脳死は法令に定められた5項目によって脳死判定が行われ判断されています。
特に、移植を前提とした脳死判定は、脳神経外科医など移植医療と無関係な2人以上の専門医師が担当し、1回検査してから6時間以上経過した後2回目を行います。
2回目の脳死判定が終了した時刻が死亡時刻となります。
脳死を経て死亡される方は全死亡者の1%未満と言われています。
=5項目=
1、深い昏睡
2、瞳孔の散大と固定
3、脳幹反射の消失
4、平坦な脳波
5、自発呼吸の停止
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