「正中神経麻痺」って？

正中神経は親指、人差し指、中指の親指側二分の一までの手のひら側の感覚を支配し、前腕を内側に回したり、手首を曲げる、手指を曲げる動き、さらに親指の付け根の筋肉を支配しています。

正中神経から枝分かれしている前骨間神経という神経があり、この神経は親指と人差し指を支配し、指を曲げる筋肉を支配ていますが、皮膚の感覚は支配していません。前骨間神経麻痺は感覚の障害がなく運動麻痺が発生します。

つまり正中神経がどこの部分で障害されるかによって同じ正中神経麻痺でも症状が異なってきます。

肘より上のレベルで障害が起きると、親指から中指の親指側二分の一までの手のひら側の感覚異常、手首・手指が曲げられない、親指の付け根の母指球筋の筋力低下がおきます。

親指の付け根の母指球筋が萎縮すると、指でOKサインを作った時にOの形でなく、涙のしずくのような形になります。

前腕から手首までの間で障害が起きると手根管症候群と同じ症状が現れます。

手根管症候群とは手首のところに手根管と呼ばれるトンネルのような空間があり、このトンネルの中を正中神経や腱などが通っています。ここで圧迫されることで手指にしびれや痛みが現れます。

手をよく使う人や妊娠・出産期・更年期の女性に多く生じるのが特徴的です。

正中神経麻痺の原因は骨折などの外傷、開放創や挫傷、回内筋症候群や手根管症候群などの絞扼性神経障害、腫瘍、腫瘤などで生じます。

前骨間神経麻痺の原因は神経炎、転位が大きい上腕骨顆上骨折などの外傷などで生じます。

原因がはっきりしないものや、保存療法で回復が見込める場合は保存療法を行います。

保存療法は局所の安静、薬の服用、運動療法などがあります。

大体3ヶ月ほど様子をみて回復しないものや、麻痺が進行するようであれば手術が必要になります。骨折や脱臼などの外傷、腫瘤によるものは早期に手術をします。

★野毛整骨院の場所★

住所：神奈川県横浜市中区吉田町64-1

吉田町商店街の吉田町本通り沿いにあります。鶏肉専門店「梅や」さんの向い、ミニストップの隣です。

桜木町駅、関内駅からド真ん中、大岡川沿い都橋からすぐの場所。

横浜市庁舎、伊勢佐木モールからも徒歩圏内です。

★交通事故治療★

当院では交通事故によるケガの治療も行っています。

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