院長のブログ
「指の変形」
へバーデン結節、ブシャール結節、CM関節症、関節リウマチ、変形性関節症などが原因になっていることがほとんどです。
骨折や脱臼の固定や治療が不十分だった場合には、変形したまま治癒してしまいます。
この中でよくみられるへバーデン結節は、原因は不明ですが発症が更年期の女性に多く、利き手以外の手指にも症状が出ることから、女性ホルモンが関係しているのではないかと言われています。
遺伝性は証明されていないですが、母親や祖母がへバーデン結節になっている人は、体質が似ているということから注意が必要です。
症状は人差し指から小指の第一関節が赤く腫れたり、曲がってきたりします。
そのため痛みや関節の動きが悪くなります。
爪の付け根付近に水ぶくれができることもあります。
痛みのコントロールには抗炎症剤の内服と湿布などの外用薬で多少は効果が出ますが、長期的にはあまり期待できません。
あまりにも痛みが強い場合は、ステロイドの関節内注射が一時的に効果があるようです。
へバーデン結節専用のテーピングやリングがあり、薬などと併用して使うと良いですよ。
骨や軟骨が破壊されて一度変形してしまうと、元の状態に戻ることはありません。
そのため早い時期に適切な治療を行うことで、関節破壊の進行を防ぎ、関節の機能を維持したまま、日常生活や仕事への影響を少なくすることが大切です。
関節の機能が低下してしまい日常生活に影響が出ている人は手術を検討します。
関節破壊の進み具合や年齢などの要因が重要になるため、担当医とじっくり相談しながら考えましょう。
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