院長のブログ
「手術療法」とは。
手術療法とは患者さんの生命予後の改善や、日常生活の質の向上を目標として、意図的に生体に侵襲を与える治療のことです。
皮膚、粘膜、組織の切開、切除、摘出などによって出血や創傷形成を伴う特徴があります。
しかし、これにより低下した機能を回復、再獲得させることを期待して行われます。
整形外科疾患の治療には「保存療法」と「手術療法」があります。
手術療法は、脊椎・脊髄に対する手術、神経や腱に対する手術、骨や関節に対する手術など様々なものがあり、一つの疾患や外傷に対する手術法もいろいろあります。
整形外科とは人体の運動器官のケガや病気などを扱い、骨、靭帯、腱、関節、筋肉、神経の病気などを治療する科です。
レントゲンやMRIなどを使った画像検査を行って診断をする医療機関です。
整骨院では診断はできませんが、主に手技療法、物理療法、運動療法などの後療法や、整復、固定を用いて、レントゲンなどで異常の見られない身体の痛み(捻挫・打撲・挫傷)に対して処置をします。
手術を受けるか受けないかの最終決断は患者さん本人です。
もちろん絶対手術を受けた方が良い場合もあるし、逆にしなくても大丈夫なこともあります。
手術を受けるには、保存よりも治るのは早いですが、手術のために入院したり金銭的にも負担が生じます。
自然に治るか、日常生活でどのくらい困っているか、他の治療法はあるのか、放っておいても大丈夫か、など総合的に見て判断しましょう。
手術をすることによって痛みの緩和が期待されたり、以前のように動けるようになるかもしれません。
例えば、膝関節の手術では近年、材質と性能が向上していて人工関節の寿命が約20年と考えられています。
様々なケースが考えられるため一概に良し悪しの判断は難しいと感じます。
わからないこと、気になることがあればご相談ください。
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