院長のブログ
「外側側副靱帯」のケガ
膝のお皿の外側を通って、大腿骨と脛骨をつないでいる靭帯で、膝から下の部分が内側にいき過ぎないよう抵抗して膝を守る役割を持ちます。
膝の内側から外側に向かって強い衝撃を受けて、膝が真横に飛び出すような形になると損傷します。
また、膝から下を内側に強く捻ったりした時も損傷してしまうことがあります。
外側側副靱帯単独で損傷することは少なく、膝にある他の靭帯や半月板を同時に損傷することが多いです。
外側側副靱帯に強い力が働くことによって靭帯の付け根の骨が剥離骨折してしまうこともあります。
外側側副靭帯を痛めた時の症状は、膝の外側に痛みが出ます。
膝の外側を圧迫したり、曲げ伸ばしした時にも痛みを感じることがあります。
痛みに加えて膝の外側に腫れが生じることもあります。
体重がかかった時の不安定感も現れ、特に不安定感が強くなる動作は、スポーツなど素早く方向転換する動作や、あぐらをかくような動きの時です。
稀に腓骨神経麻痺を伴うことがあります。
腓骨神経は太ももの真ん中から足先まで通っている神経で、膝の外側を走っているため、ダメージを受けると膝から下の一部感覚麻痺が起きることがあります。
その他、しびれが出たり、足首から先を上に上げることが出来なくなることもあります。
診断は主に徒手検査を行います。
靭帯ストレステストという方法があり、痛みや不安定性の確認をし、損傷の程度によって三段階で評価します。
Ⅰ 度:主な症状が痛みだけで、靭帯ストレステストで膝に不安定性が出ない。
Ⅱ度:靭帯ストレステストで少し不安定感が出る。
Ⅲ度:靭帯ストレステストでかなりの不安定感が出る。他の靭帯や半月板損傷も疑われる状態。
精度の高い診断には画像診断を行うことがあります。
靭帯組織はレントゲンには映らないため、エコー検査やMRI検査が必要になります。
治療は複数の靭帯が損傷していない限りは保存療法がメインになります。
★野毛整骨院の場所★
住所:神奈川県横浜市中区吉田町64-1
吉田町商店街の吉田町本通り沿いにあります。鶏肉専門店「梅や」さんの向い、ミニストップの隣です。
桜木町駅、関内駅からド真ん中、大岡川沿い都橋からすぐの場所。
横浜市庁舎、伊勢佐木モールからも徒歩圏内です。
★交通事故治療★
当院では交通事故によるケガの治療も行っています。
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