院長のブログ
「内側側副靱帯」のケガ
膝関節の内側にあり、脛骨と大腿骨をつなげています。
膝の靭帯損傷の中で最も頻度が高い外傷で、多くはスポーツ中に発生します。
内側側副靱帯が単独で損傷することが多いですが、前・後十字靭帯や内・外側半月板損傷も合併することがあります。
初期に適切な治療が行えれば、痛みが長引くことはあまり起こりません。
ただし、損傷がひどかったり、適切な治療を行わなかった場合、手術適応になることも少なくありません。
ラグビーや柔道などの人と接触する機会が多いスポーツだけでなく、バスケやバレーなどの急激な体位変換やジャンプの着地動作などによっても受傷することがあります。
交通事故や転落などでも受傷します。
内側側副靱帯を損傷するときは、内側から外側に引っ張られるような力や、外側に捻るような力が働いた時など、膝が内側に入るストレスが加わると断裂しやすくなります。
靭帯損傷は程度によってI 度~lll度に分類されます。
I 度:小範囲の線維の損傷で、膝の不安定性は現れません。
II度:軽度〜中程度の膝の不安定性を認めますが、靭帯が完全に切れていないもの。
lll度:靭帯が完全に断裂した状態。時には骨折を伴うこともあります。
症状は膝の内側の痛みと腫れ、膝の内側を押すと痛い、曲げ伸ばしなど動かしたときに痛い、膝の不安定感などが現れます。
損傷の程度にもよりますが、内側側副靱帯の単独損傷であれば治療はほとんど保存療法が行われます。
リハビリを中心とし、アイシングや超音波などで消炎処置、膝関節の可動域訓練や段階に合わせて筋力トレーニング、患側への荷重量の増加を目的として行います。
必要に応じて装具を使用し、日常生活動作の回復やスポーツの復帰を目指します。
靭帯の損傷の程度や断裂の部位によって手術療法を選択するときは、内側側副靱帯の縫合術を行います。
靭帯の損傷状態や時期によって、人工靭帯を用いた補強術や自分の腱を用いた再建術を行います。
★野毛整骨院の場所★
住所:神奈川県横浜市中区吉田町64-1
吉田町商店街の吉田町本通り沿いにあります。鶏肉専門店「梅や」さんの向い、ミニストップの隣です。
桜木町駅、関内駅からド真ん中、大岡川沿い都橋からすぐの場所。
横浜市庁舎、伊勢佐木モールからも徒歩圏内です。
★交通事故治療★
当院では交通事故によるケガの治療も行っています。
交通事故によるトラブルについては無料で相談できる弁護士さんを紹介できます。
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