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ROM(アールオーエム)とは?

関節可動域(ROM)とは?読み方はアールオーエムです。

 

■ ROMとは?

ROM(Range of Motion:レンジ・オブ・モーション)は、日本語で「関節可動域」と訳され、関節が動く範囲を示します。つまり「ある関節が、どれだけ曲がるか・伸びるか」を角度で表したものです。整形外科やリハビリの現場では、関節の柔軟性や機能回復の目安として非常に重要な指標になります。

 

■ ROMは以下のように2つの種類に分けて評価します。

☐自動関節可動域(AROM: Active Range of Motion):患者さん自身が自力で動かせる範囲です。筋力や痛みによって制限されることがあります。

☐他動関節可動域(PROM: Passive Range of Motion):他者(検者)が関節を動かした際に得られる最大の可動域です。筋力の影響はなく、関節や軟部組織の制限を見る指標です。

 

■ どんな時にROMを確認するのか?

☐ケガや術後のリハビリ開始時:骨折や靭帯損傷、手術後の回復具合を客観的に評価するために行います。

☐疼痛の原因や障害部位の特定:どの動きで可動域が制限されているかを知ることで、原因筋や関節包、靭帯の異常を推測できます。

☐治療前後の効果判定:ストレッチや施術の効果を数値で示すことで、患者さんにも変化が伝わりやすくなります。

☐身体機能の評価や保険書類記載:要介護認定や医師への報告、または診療報酬の資料としても重要なデータになります。

 

■ 測定の基本手順

☐解剖学的肢位の確認:測定は、解剖学的肢位(直立姿勢で手掌を前に向けた姿勢)を基準とします。

☐ゴニオメーター(角度計)の使用:関節の動きに合わせて、ゴニオメーターで角度を計測します。動作の開始位置と終了位置を確認してから測定します。

☐左右差の比較:患側と健側を比較し、個人差を考慮して記録します。

 

■ 注意点

☐疼痛の有無を確認する:無理に動かすと痛みを悪化させる恐れがあります。常に「痛みはありますか?」と確認しながら行いましょう。

☐代償動作を防ぐ:目的の関節以外の動き(体幹の傾きなど)によってROMが実際より大きく見えることがあります。姿勢をしっかり固定して測定しましょう。

☐測定者間の誤差:同じ関節でも、測定者によって角度の読み取りに差が出ることがあります。チームで測定方法を共有することはもちろんですが、同じスタッフが継続して評価すると信頼性が高まります。

☐可動域の正常値との比較はあくまで参考:関節の正常可動域は「JOA(日本整形外科学会)」などにより基準が示されていますが、高齢者や運動経験の差もあるため、健側との比較がより実用的です。

 

ROM測定は、治療やリハビリの進行状況を「見える化」する重要な評価です。単に角度を測るだけでなく、動きの質や痛みの有無、代償動作の出現なども観察することで、より的確な施術計画が立てられます。まずは正確な基本動作と測定の流れを覚えておきましょう。

 


★野毛整骨院の場所★

住所:神奈川県横浜市中区吉田町64-1

吉田町商店街の吉田町本通りにあります。老舗鶏肉専門店「梅や」さんの向い、ミニストップの隣です。

桜木町駅と関内駅、日ノ出町駅と馬車道駅を結んだのちょうど真ん中、大岡川沿い都橋からすぐの場所です。

横浜市庁舎、伊勢佐木モールからも徒歩圏内です。


★交通事故治療★

当院では交通事故によるケガの治療も行っています。(自賠責保険)

交通事故によるトラブルについては「無料で相談できる弁護士さん」を紹介することも可能です。

お気軽にご相談ください。


 

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