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MMTってなに?

筋力テスト(MMT)とは?

MMT(Manual Muscle Testing:徒手筋力テスト)は、身体の特定の筋肉や筋群の力を評価する検査方法です。検者が徒手的に抵抗をかけ、その筋肉がどの程度の力を出せるかを確認します。0〜5の6段階で評価され、筋力低下や左右差、神経障害の有無などを知る手がかりになります。

 

どんなときにMMTを使うのか?

① ケガや疾患の影響を確認したいとき

捻挫や骨折後、また腰痛や坐骨神経痛などで「筋力が落ちていないか」「神経麻痺がないか」を調べる目的で実施します。神経損傷があると、特定の筋肉に力が入らなくなるため、MMTでその兆候を見つけることができます。

② 症状の原因が筋力低下かどうか判断したいとき

「歩くと膝がガクッとする」「階段の昇りがつらい」などの訴えがある場合、その原因が筋肉の弱さにあるのかをチェックするのに有効です。

③ リハビリの進捗評価をしたいとき

回復期にある患者さんに対して、リハビリの効果を客観的に評価する方法として活用します。以前よりも筋力が上がっていれば、治療が効果を上げている証拠になります。

④ 保険書類や報告資料を作成するとき

障害の程度や改善状況を数値化して伝える必要がある場合、MMTの結果は重要な客観的データになります。

 

MMTで「何が分かる」のか?

  1. 筋力のレベル(正常〜麻痺)
    → 筋肉が収縮できるか、重力に逆らえるか、抵抗に耐えられるかで段階を判断します。

    • MMT5:正常(抵抗に完全に耐える)
    • MMT4:中等度筋力(ある程度抵抗に耐える)
    • MMT3:重力に逆らって動かせる
    • MMT2:重力を除けば動かせる
    • MMT1:筋収縮はあるが関節は動かない
    • MMT0:筋収縮なし(完全麻痺)
  2. 神経障害の可能性
    → 特定の神経が支配する筋に力が入らない場合、神経の圧迫や損傷が疑われます。
  3. 左右差や筋力アンバランス
    → スポーツ障害や片麻痺の評価で、左右の筋力バランスを確認するのに有効です。
  4. 筋萎縮の進行具合
    → 萎縮していても筋力が残っていれば回復の見込みがあります。逆に筋収縮がない場合は神経系の問題が強く疑われます。

 

MMTを実施する際のポイントと注意点

☐同じ姿勢・同じ抵抗で行う。検者の力の加え方にばらつきがあると、正確な比較ができません。左右で比較するときも同条件を保つことが大切です。

☐患者に力の入れ方をきちんと説明する。「今から上に持ち上げるように力を入れてください」など、具体的な指示を出すことで協力しやすくなります。

☐痛みがある場合は無理に行わない。筋力ではなく「痛みのせいで力が入らない」ケースもあるため、痛みの有無を事前に確認することが重要です。

☐筋肉の起始停止と作用を理解しておくこと。たとえば「上腕二頭筋」のテストでは、肘関節屈曲+前腕回外ができるかを見る、など筋の作用を理解した上で実施する必要があります。

 

MMTは特別な機器がなくても、患者さんの状態を評価できる非常に有用な検査です。正確な観察と記録ができれば、患者さんの状態をチーム内で共有しやすくなり、より的確な施術やリハビリが可能になります。その他の所見と組み合わせた上で、症状を把握することが大切です。

 


★野毛整骨院の場所★

住所:神奈川県横浜市中区吉田町64-1

吉田町商店街の吉田町本通りにあります。老舗鶏肉専門店「梅や」さんの向い、ミニストップの隣です。

桜木町駅と関内駅、日ノ出町駅と馬車道駅を結んだのちょうど真ん中、大岡川沿い都橋からすぐの場所です。

横浜市庁舎、伊勢佐木モールからも徒歩圏内です。


★交通事故治療★

当院では交通事故によるケガの治療も行っています。(自賠責保険)

交通事故によるトラブルについては「無料で相談できる弁護士さん」を紹介することも可能です。

お気軽にご相談ください。


 

腰痛 坐骨神経痛 なら桜木町 関内の整骨院

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