院長のブログ
親指が痛いな「腱鞘炎」かも、、
腱鞘(けんしょう)とは骨と筋肉を繋いでいる腱を包み込み、腱が滑らかに動くよう支える滑車のような働きをしています。
鞘に収められている刀をイメージするとわかりやすいかと思います。
ケガとしては親指に多いですが、どの指にも腱鞘はありますので、親指に限った症状とは限りますん。
パソコン作業、スマホを片手で操作する人、調理師など手を酷使する仕事、赤ちゃんのお世話、テニスやゴルフなどのスポーツ等、手をよく使う人であれば誰でも腱鞘炎になる可能性があります。
☐親指を動かすと親指側の手首が痛くなる。
☐親指の付け根が痛くて腫れる。
☐物を掴んだまま動かすと痛む。箸が持てない。
☐痛くて力が入りずらくなる。
腱鞘炎になっているにもかかわらずそのまま放置すると、腫れている腱鞘と腱に摩擦が起こりやすくなり、もっと腱鞘が厚くなるため症状が悪化します。
1番の原因は使いすぎによることなので、初期の段階であれば一定期間使う量を控えられると良いですね。
しかし仕事を休むことが出来ない等、我慢してでも使ってしまうもので…
どうしても手を使わないといけない時は、作業に優先順位をつけて外せないことから作業しましょう。
またサポーターやテーピングなどを使うことも効果があります。
熱を持っていたらアイシングをしましょう。
野毛整骨院での治療は、超音波治療、ハイボルト療法、FaST(筋膜リリース)、テーピング等を痛みの具合によって選択します。
あまりにも痛みが引かず日常生活にも支障が出るようであれば、ステロイドの注射も選択肢にあります。整形外科に相談しましょう。
ステロイドの注射は腱を弱くする作用があると言われているため頻回に打つことができないようです。注射の回数や頻度は医師の指示に従いましょう。
症状が軽いうちにケアし、痛みを長引かせないようにしましょう。