院長のブログ
腰椎椎間板ヘルニアpart1-症状編-
椎間板は人の背骨の中の一部であり、骨と骨の間で衝撃を和らげるクッションのような役割をしています。
原因は色々とありますが、重労働、前屈みや中腰が続く、長時間座ったままでいるなど複数の要因が合わさり、椎間板に負荷がかかって椎間板の中にある「髄核」という軟部組織が飛び出し神経にぶつかった状態のことを言います。
最近では喫煙も原因になっているのではないかと言われています。なぜなら全身の毛細血管の血流を悪化させてしまい、椎間板の劣化が起こりやすくなると考えられているためです。
神経がダメージを受けると足に力が入らなかったり、痺れ、触った感覚が鈍いといった神経症状が現れます。
その際、何番目の腰椎にヘルニアが発生しているかによって痛みや痺れの出ている場所が変わります。
ヘルニアを起こしやすい場所は腰椎4番5番の間にある椎間板が最も多く、次いで腰椎5番と仙骨の間にある椎間板が多いです。
腰椎4番5番のヘルニアの場合、お尻から太ももの横、膝から下の外側に痛みや痺れが出ます。
腰椎5番と仙骨のヘルニアでは、太ももから足裏にかけて全体的に痛みが出てきます。
ー症状ー
☐動いた時だけに限らず、じっとしていても痛みがあります。
☐右足か左足かの片側に痛みや痺れが出ます。
☐咳やくしゃみで症状が悪化する。
☐足を持ち上げにくい、歩きにくい。
☐触られている感覚が鈍い。
☐尿が出づらい。我慢ができない。
などが症状として現れます。
レントゲン撮影、MRI等で画像検査を行い、骨の形状・骨の間隔をチェック、その他別の原因が隠れていないか確認し診断を確定します。
詳しく患部がどうなっているか確認したい方はまずは整形外科を受診しましょう。
ヘルニアと病院で言われても、姿勢や筋肉の状態が良くなると症状が改善される方がたくさんいます。
野毛整骨院では「姿勢や筋肉の状態がよくなる」ようにアプローチをして疼痛緩和を目指します。
辛い症状も諦めず治療しましょう。