院長のブログ
舌の異常とは?
「舌を観察する目的は?」
舌は、体の状態を映し出す「健康の鏡」と呼ばれています。日頃からなんとなく見ている部位ですが、実は血流、栄養状態、胃腸の働き、免疫力、ストレスなど、多くの身体情報を読み取ることができます。舌は血管や神経が豊富で、粘膜細胞の入れ替わりも早いため、全身の変化に敏感に反応します。そのため、体調が崩れ始めると舌の色や形、舌苔の量、動きなどに変化が現れやすいのです。特に整骨院に来られる方では、慢性的な疲労や自律神経の乱れを抱える方も多く、舌の状態は施術の参考情報としても役立ちます。自宅で簡単にチェックできるので、毎日鏡を見たついでに舌を観察する習慣をつけると、体調の早期変化に気づきやすくなります。
「正常な時の舌とは?」
正常な舌は、淡いピンク色をしており、表面に薄く白い舌苔がのっている程度です。適度に潤いがあり、鏡で見ても乾燥していたり、ひび割れている感じはありません。形も左右対称で、腫れている感じもなく、周囲に歯の跡(圧痕)がついていないのが理想的です。舌を突き出したときにスムーズにまっすぐ出せることも健康のサインで、震えるような動き(振戦)がなければ安心です。舌苔はまったくない状態が良いと思われがちですが、薄く存在するのが正常で、口腔内を守る役割もあります。食事や睡眠、体調によって多少の変化は起こるため、1日の中でも色や厚みが揺れ動くことは珍しくありません。大切なのは「普段の自分の舌」と比べたときに、明らかに違う点がないかどうかです。
「舌の異常サインとは?」
舌に現れる異常サインにはいくつか種類があります。まず色の変化。白っぽい舌は貧血や冷え、免疫力低下のサインになりやすく、逆に赤い舌は発熱、炎症、栄養不足(特に鉄・ビタミンB12)の可能性があります。紫がかった舌は血流の滞りが疑われ、肩こり・頭痛・冷え性などと関連することもあります。形の異常としては、舌がむくんで大きくなり、側面に歯の跡がつく「圧痕」、深い溝ができる「溝状舌」、地図のような模様が現れる「地図状舌」などがあります。また、白・黄・茶色の舌苔が厚くつく場合は、口呼吸、胃腸の不調、喫煙、ストレスなどが背景にあることが多いです。舌をまっすぐ出せずに片側へ曲がる、震えるといった運動異常も神経系のサインになるため注意が必要です。
「舌からの健康情報」
舌の観察は、病気を診断するものではありませんが、体の「ちょっとしたSOS」を拾い上げるのに非常に役立ちます。例えば、舌が白くて分厚い時は消化機能が落ちているサインとして捉えることができますし、赤く表面がつるつるしている場合は鉄やビタミンB12の不足が考えられます。また、紫色の舌は血行不良の可能性があり、肩こり・冷え・慢性疲労を訴える方に多く見られます。厚い舌苔は口腔内乾燥のサインで、口呼吸ぐせのある子どもにもよく見られます。逆に苔がほとんどない場合は、胃腸のエネルギー不足や過労を示すこともあります。舌は毎日確認できる「セルフ健康チェックツール」です。整骨院の施術と合わせて、舌の状態を観察しながら体調の変化を知る習慣を作ると、未然に不調を防ぎやすくなりますよ。
★野毛整骨院の場所★
住所:神奈川県横浜市中区吉田町64-1
吉田町名店街の吉田町本通り沿いにあります。老舗鶏肉専門店「梅や」さんの向い、ミニストップの隣です。
桜木町駅と関内駅、日ノ出町駅と馬車道駅を結んだちょうど真ん中、大岡川沿い都橋からすぐの場所です。
横浜市庁舎、伊勢佐木モールからも徒歩圏内です。
★交通事故治療★
当院では交通事故によるケガの治療も行っています。(自賠責保険)
交通事故によるトラブルについては「無料で相談できる弁護士さん」を紹介することも可能です。
お気軽にご相談ください。







