

院長のブログ
ダンベルを使った筋トレは種目が豊富
バーベルとダンベルはどちらも筋力トレーニングで重要な器具ですが、特にダンベルトレーニングの方が優れている点に注目してみましょう。
バーベルトレーニングは最大筋力を高めることに適していますが、ダンベルトレーニングにはより柔軟性があり、いくつかのメリット があります。
① 可動域(ROM)が広い
ダンベルを使う最大のメリットの一つは可動域(Range of Motion, ROM)が広いことです。
例えば、ベンチプレスを比較してみると、
• バーベルベンチプレス では、バーベルが胸に当たるとそれ以上深く下げることができません。
• ダンベルベンチプレス なら、バーベルがない分より深く下げることができ胸の筋肉を最大限にストレッチできます。
この可動域の広さによって、筋肉の発達がより効率的になり怪我の予防にもつながります。
② 筋力の左右差を補正できる
バーベルを使うと、無意識のうちに利き腕や強い方の筋肉が負荷を多く担ってしまうことがあります。その結果、左右の筋力バランスが崩れてしまうこともあります。
一方、ダンベルを使えば 片腕ずつ均等に負荷をかけられるため、左右の筋力バランスを整えるのに適しています。例えば、
• バーベルスクワットでは、片脚の方が強いと、フォームが崩れたり、片方に負担が偏ることがある。
• ダンベルランジ なら、片脚ずつトレーニングできるため、左右の差を修正しやすい。
特にスポーツ選手や一般のトレーニーにとって左右差の補正はケガの予防にもつながるため、大きなメリットになります。
③ 安全性が高い
バーベルを使ったトレーニングでは、特に高重量を扱う際に補助者(スポッター)が必要になることが多いです。例えば、バーベルベンチプレスで限界まで追い込むと、バーベルが胸に落ちる危険があります。しかし、ダンベルなら片方ずつ落とせばよいため、万が一の際も怪我のリスクが少ない のが利点です。
また、バーベルスクワットなどでは、肩に担ぐので重心が高くなりがちです。重すぎる重量を扱うと腰や膝に過度な負担がかかり、フォームが崩れた際に大怪我をする可能性もあります。
ダンベルスクワットなら手に持つので重心が低くなります。 腰への負担が少なく、より安全にトレーニングができます。
④ 体幹(コア)の関与が大きい
バーベルを使うと、バーが固定されているため安定しやすいですが、これは逆に体幹の関与が少ないことを意味します。一方で、ダンベルは両手が独立して動くため、より多くのスタビライザー(安定性を保つ筋肉)を使うことになります。例えば、
• バーベルショルダープレスでは、バーが固定されているため肩の筋肉に集中しやすい。
• ダンベルショルダープレス では、両手が独立して動くためバランスを取るために体幹がより多く関与する。
これにより、ダンベルトレーニングはスポーツパフォーマンス向上や日常生活動作の改善にも役立ちます。
⑤ 自然な動きができる(関節への負担が少ない)
バーベルは固定された道具であるため、トレーニングの際に動きが制限されやすいというデメリットがあります。一方、ダンベルは 自由度が高く、より自然な動きができる ため、関節への負担を軽減できます。例えば、
• バーベルベンチプレスでは、肩関節が固定された軌道で動くため、無理な負荷がかかることがある。
• ダンベルベンチプレスなら、自分に合った軌道で動かせるため、 肩関節への負担を減らしながら胸を鍛えられる。
特に 肩や肘、手首の怪我を防ぎながらトレーニングを続けたい人 には、ダンベルの方が適しています。
⑥ バリエーションが豊富
バーベルを使ったトレーニングは特定の動きが中心になりますが、ダンベルは自由度が高いため、多くのバリエーションが可能 です。例えば、肩のトレーニングでは、
• バーベルなら 「バーベルショルダープレス」くらいしかないが、
• ダンベルなら 「ショルダープレス」「サイドレイズ」「リアレイズ」「アーノルドプレス」など、さまざまな方法で鍛えられる。
トレーニングのバリエーションが多いほど飽きにくく、長く続けやすいため、ダンベルの方が優れています。
⑦ 設備が少なくてもトレーニングできる
バーベルトレーニングをするにはパワーラックやベンチ台などの設備が必要 になることが多く、自宅で行うにはスペースや費用がかかります。一方で、ダンベルなら比較的省スペースで、ジムに行かなくても本格的なトレーニングが可能です。
最近では可変式ダンベルもあり、重量調整が簡単なため、自宅トレーニングでも幅広い種目ができます。忙しくてジムに行けない人や、手軽にトレーニングをしたい人にとっては、ダンベルの方が圧倒的に便利です。
ダンベルには可動域の広さ、安全性、左右差の補正、体幹の強化、関節への負担軽減、バリエーションの豊富さなど、より多くのメリットがあります。
特に初心者から上級者まで、長く続けやすいのはダンベルの魅力です。
本格的なトレーニングをしたい人はバーベルとダンベルを併用するのがベストですが、 総合的に見てダンベルの方が柔軟で安全な選択肢であると言えるでしょう。
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