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ギックリ背中と大動脈解離の鑑別

ぎっくり背中と大動脈解離は、どちらも背中に強い痛みを伴う疾患です。

しかし大動脈解離は生命に関わる重大な疾患のため、両者を適切に鑑別することが重要です。

主な鑑別ポイントを整理してみます。

「痛みの性質」

ぎっくり背中…筋肉や筋膜の損傷が原因で、痛みは局所的で、特定の動作や姿勢で悪化します。「ズキズキ」「鈍い痛み」と感じることが多いです。
大動脈解離…突然激痛が発生して「裂けるような痛み」「刺すような痛み」を感じます。痛みが広範囲で背中から胸部、腹部などに広がる場合があります。

「発症の状況」

ぎっくり背中…重い物を持ち上げた、体を急にひねったなどの明確なトリガーがあることが多い。突然発症に違いはないが、何かしようとした瞬間だったり、動こうとした瞬間に筋収縮が原因で発生します。
大動脈解離…突然発症し、動作や体勢に関係なく激痛が始まる。

「痛み以外の症状」

ぎっくり背中…基本的に痛み以外の症状は少ない。
大動脈解離…ショック症状として冷や汗、血圧低下、意識障害などが現れることがあります。痛みとともに、胸痛、呼吸困難、脈の不整などが見られることもある。

「リスク要因」

ぎっくり背中…運動不足、長時間の悪い姿勢、筋肉疲労がリスクとなる。
大動脈解離…高血圧、動脈硬化、マルファン症候群などの基礎疾患がリスクとなる。

「検査と診断」

ぎっくり背中…診察で痛みの局所性や筋肉の状態を確認。画像診断は通常不要。
大動脈解離…医療機関での診断が必須。血圧や心音の異常。胸部CTやエコー(心臓や腹部)、血液検査(心筋マーカー)で確定診断。

「注意が必要な場合」

以下の場合は、迷わず速やかに救急受診を推奨します。

◻︎ 痛みが「激しい」「広がる」「突然始まった」場合。

◻︎痛みとともに胸痛、冷や汗、呼吸困難、意識障害などがある場合。

◻︎高血圧や大動脈解離の家族歴がある場合。

 

ぎっくり背中では痛みは局所的であり、原因は筋肉や関節のトラブルなので命に関わる症状は少ないですが、大動脈解離の可能性がある場合はすぐに医療機関を受診しましょう。

鑑別には、医療機関での詳細な検査が必要です。

 


★野毛整骨院の場所★

住所:神奈川県横浜市中区吉田町64-1

吉田町商店街の吉田町本通りにあります。老舗鶏肉専門店「梅や」さんの向い、ミニストップの隣です。

桜木町駅と関内駅、日ノ出町駅と馬車道駅を結んだのちょうど真ん中、大岡川沿い都橋からすぐの場所です。

横浜市庁舎、伊勢佐木モールからも徒歩圏内です。


★交通事故治療★

当院では交通事故によるケガの治療も行っています。

交通事故によるトラブルについては「無料で相談できる弁護士さん」を紹介することも可能です。

お気軽にご相談ください。


 

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