院長のブログ
肝臓の働き
肝臓は私たちの体にとって非常に重要な臓器で、さまざまな役割を果たしています。
肝臓の5つの働きを紹介していきます。
[代謝]
食物から摂取した栄養分をエネルギーに変換し、全身に送ります。
また余った分を肝臓に貯蔵しておいて、いざという時にそれを分解してエネルギーに変換します。
肝臓は「糖質」「たんぱく質」「脂質」の代謝を担当しています。
代謝とは、摂取したエネルギーを消費する働きをさします。
肝臓の代謝機能は主に次の3つがあります。
「糖質代謝」 ご飯や麺類、パン等に含まれる糖質をブドウ糖にしてエネルギーに変える。
「たんぱく質代謝」 肉・魚・大豆等に含まれるたんぱく質がアミノ酸に変わる。
「脂質代謝」 脂質を中性脂肪・コレステロール・リン脂質に変える
[解毒]
解毒とは、人体にとって有害な物質を分解して毒性を抜いて体外に排出する働きです。
アルコールや薬の解毒も肝臓が行います。
アルコールや薬をそのまま吸収すると毒性が強く、悪酔いや中毒症状、アレルギーを引き起こして、身体に悪い影響を与えます。
肝臓で解毒することで、有害物質が体外に排出されて、全身の健康が保たれます。
また腸内で人体にとって有害なアンモニアが発生し、血液中の含有量が増えると脳に悪い影響を与えます。
これを解毒するのも肝臓の役割です。
肝機能が低下すると分解能力が低下して、アレルギーや中毒症状など、様々なトラブルが現れます。
[貯蔵]
肝臓の役割の一つに、脳に必要なブドウ糖の供給があります。
脳に絶え間なく供給するために、小腸から吸収されたブドウ糖は、肝臓内でグリコーゲンの形で蓄えられます。
肝臓は三大栄養素と言われる糖質、脂質、たんぱく質を貯蔵します。
体内がブドウ糖不足に陥ると、貯蔵しておいた分を使って脳に供給します。
食べすぎや暴飲暴食をすると、肝臓に中性脂肪が蓄えられて、太り過ぎや肥満につながります。
また肝臓では血液の貯蔵もしています。
出血時に蓄えた血液を使って血液不足を補います。
[胆汁分泌]
胆汁は肝臓から分泌される、弱アルカリ性の黄色い分泌液です。
分泌量は1日に1リットルほどあり、胆嚢で濃縮され茶色に変化します。
その成分は、胆汁酸やコレステロール、ビリルビンなどで、脂肪の消化吸収に重要な役割を果たしています。
胆汁は胆嚢に送られて、そこで一旦貯蔵されます。
食物が十二指腸に届くと胆汁がそこに送られて、消化された老廃物と一緒に便となり、体外へ排せつされます。
[尿素生成]
肝臓では、アンモニアを尿素に作り変える「尿素生成」が行われています。
尿素生成は、体にとって毒素であるアンモニアを解毒するために欠かせない働きです。
肝機能低下により尿素生成が滞ってしまえば、意識障害などを伴う肝性脳症を発症してしまいます。
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