院長のブログ
腎臓の働き
腎臓の最も重要な役割は、からだの中の水分の量と濃度を調節して、からだの細胞を働きやすくすることです。
もともと海で生まれた生物が陸上で生活するようになったとき、からだの水分を適切に保つ仕組みが不可欠になりました。
腎臓には血液をろ過してキレイに保つ働きを担っています。血液中の不要なものをろ過して尿を作り出します。
腎臓のろ過機能が低下してくると、血液中に不要なものが溜まったり、逆に必要なものが尿に混ざって出ていってしまいます。
①腎臓は血圧を調節するホルモン「レニン」を分泌しています。
なぜなら血液をいつもきれいな状態にしておくためには、常に一定量以上の血液が、血液の浄化器官である腎臓を通過していなければなりません。
血圧が低下すると、ろ過の働きが悪くなってしまいます。
これを避けるため、腎臓内の血圧低下を感知するとレニンを作り出します。
このレニンは血管を収縮させる作用をもつ「アンジオテンシンII」というホルモンに働きかけ、血圧を上昇させます。
これによって、腎臓は血圧を一定に保っているのです。
②腎臓は血液(赤血球)を作るホルモン「エリスロポエチン」を分泌しています。
日々大量の血液が送り込まれる腎臓には、血液中の酸素の状態を感知するセンサーがあります。
このセンサーが『酸素が足りない』と感じると、酸素を運ぶ血液成分を増やすために、尿細管周囲からエリスロポエチンをつくりだします。
エリスロポエチンは、骨の中にある「骨髄」(こつずい)と呼ばれる血液を製造する組織に作用して、血液(赤血球)をつくる指示をします。
腎臓の機能が悪くなると、腎臓からつくられるエリスロポエチンの量が減少するため、十分な量の血液がつくられなくなり、貧血を起こしやすくなると言われています。
③腎臓は骨を丈夫にするホルモン「活性型ビタミンD」を分泌しています。
ビタミンDは食品に含まれる栄養素ですが、そのままの形で働くことはできません。
肝臓と腎臓の尿細管で酵素の働きを受けて、活性型ビタミンDに変化します。
(酵素とは、体内で化学変化を起こす蛋白質のこと)
活性型ビタミンDは腸からのカルシウム吸収を促し、骨を丈夫にする働きがあります。
このようにして、腎臓でつくられるホルモンにより、私たちの体は健康な状態に保つことができています。
□尿の泡立ちがなかなか消えない
□朝起きたとき、足や顔のむくんでいる感じがする
□無理をしていないのになんとなくだるい
□夜中2回以上トイレに立つ
□めまいや立ちくらみが多くなった
□動悸・息切れがする
□のどが渇く
□食欲がない
□血圧が高くなってきた
□頭痛を感じることが増えた
□顔色の悪さが気になる
気になった方は、腎臓内科または内科などの専門医に相談しましょう。
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