院長のブログ
腰について
腰は上半身と下半身を繋いでいる部分で、しなやかでしっかりとした構造になっています。
腰には5つの骨がありそれらを腰椎と呼び上から第一腰椎、第二腰椎、第五腰椎と順番に名前が付いています。
腰椎はお腹側の椎体と、背中側に飛び出した棘突起などから出来ていて、その間を神経が通る脊柱管というトンネルがあります。
椎体と椎体の間にはクッションの役割を果たす椎間板があり、椎間板の8割は水分で出来ています。
中心部には髄核と呼ばれる柔らかい部分があります。あんこの入った饅頭のようなイメージです。
腰椎を含む脊椎は椎間板、関節突起同士の関節、靭帯によってつながり、周りの筋肉に支えられています。
そうして脊椎特有のS字カーブを保っています。
骨、筋肉、靭帯、関節、椎間板が腰を支えていて、体のなめらかな動きを保ち、衝撃の吸収を行っていますが、これらが傷ついたり変形が起きると腰痛が出現しやすくなります。
腰を健康に保つには適度な運動が必要になります。
大体の運動は骨や筋肉、関節、靭帯、神経にいい刺激が伝わります。
運動不足になると主に腰の筋肉の強さやしなやかさが失われます。
腹筋や背筋が弱くなるとそれだけで腰痛が出やすくなります。
骨を作るのに必要なカルシウムは運動することによって定着することから、運動不足は骨粗鬆症の原因にもなります。
椅子に座った時に足を組んでいませんか?
床に座る時いつも同じ方向に横座りしていませんか?
片足に重心をかけて立っていませんか?
前のめりの姿勢でパソコンやスマホを見ていませんか?
寝転んでテレビを見ていませんか?
当てはまるものがあると体を歪ませて腰痛を誘発する原因にもなります。
長時間立って作業する時は「背筋を伸ばす、膝を伸ばす、足は肩幅より少し狭く開く、あごを引く、下腹は少し力を入れて引っ込める」を意識しましょう。
座って長時間作業する時は「骨盤を立てて背筋を真っ直ぐにする、膝と股関節の高さが平行になるようにする、足裏全体を床にピッタリくっつける、あごを引いて背筋を伸ばす」を意識してみましょう。
≪筋膜リリース療法≫
Fascia Slick Technic(通称FaST)というアメリカ発の筋膜リリース最新テクニックを行っています。
ステンレス製の特殊な形状に研磨加工されたインストルメント(器具)を使い、今まで手指では難しかった筋膜の再生を早期に再生させる施術方法です。
筋膜以外にも靭帯や関節、手術後に起こる癒着にも効果が高く、これらの後遺症にお悩みの方にもお勧めしています。
当院は、正規の講習を受講してライセンスを取得した認定テクニシャンが在籍する、横浜でも数少ない治療院です。
FaSTホームページ ☞ http://www.fasciaslick.com/provider/pref_14.html