足首の捻挫

多くは足首を内側に強く捻ることで靭帯が断裂します。

靭帯の断裂までいかない軽微なものから、靭帯が完全に断裂してしまう重度なものがあります。

足関節の外側には「前距腓靭帯・踵腓靭帯・後距腓靭帯」の3つの靭帯があります。

多くは前距腓靭帯の単独断裂や、前距腓靱帯と踵腓靱帯の複合断裂が見られます。

時々、以前捻挫した際に靭帯が切れた状態になっていて気付かず捻挫を繰り返している場合があります。

この場合、腫れや内出血などの症状は軽いですが、関節のぐらつき症状が多く見られます。

 

受傷後すぐにRICE処置をします。

R：rest安静

局所を動かさないよう固定します。

I：icing冷却

冷やすことによって腫れを防ぎます。氷嚢や保冷剤などを使って冷やします。

C：compression圧迫

包帯などで圧迫し、腫れを防ぎます。この時に強く締めすぎると血流が悪くなるので注意しましょう。

E：elevation挙上

下肢を高くすることによって腫れを防ぎます。

 

足首の捻挫は捻挫の中でも最も多く発生し、とても身近に起こります。

対処法を知っておくだけでも痛みの緩和につながります！

足関節の捻挫を放置しておくと、靭帯が伸びたまま修復され再び捻挫を繰り返す原因になってしまいます。

靭帯が伸びたまま動いていると、関節に負荷がかかり慢性的な炎症を繰り返すことにより、足首を捻っていないのに痛みが出ることが多く見られます。

そのままにしておけば治ると思いがちですが、痛みを長引かせないためにもしっかりと治療しましょう。

 

 

 

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