院長のブログ
「不眠症」とは。
人間の睡眠にはレム睡眠とノンレム睡眠からなる睡眠サイクルがあり、8時間睡眠では4〜5回の睡眠サイクルが生じます。
レム睡眠では脳は起きているけど体は休んでいる状態で、老廃物の除去や記憶の整理の役割があります。
ノンレム睡眠では脳も体も休んでいて、成長ホルモンによる成長の促進と、疲労回復の役割があります。
不眠症はいくつかタイプがあります。
夜寝つきが悪く寝付くまで2時間以上かかる「入眠困難タイプ」
朝早く目が覚めてその後再入眠できない「早朝覚醒タイプ」
何度も目が覚めてしまい眠りを維持できない「中途覚醒タイプ」
眠りが浅く十分寝た感じがしない「熟眠障害タイプ」
があります。
これらの症状は同時に複数現れることがあります。
不眠症を起こす原因には様々あります。
暑さや騒音、明るさなどの影響で起きる環境要因。
年齢、頻尿、痛みなどで起きる身体要因。
悩みやイライラ、極度の緊張からくる精神的ストレスなどが原因の心的要因。
アルコールやカフェインの摂取、薬の副作用で起きる生活習慣要因。
ナルコレプシー、特発性過眠症などの病気。
不眠症の治療はそのタイプによって対応が変わってきます。
一般的に睡眠薬を使うことが多いですが、症状によっては他の薬を使ったり、薬を使わない治療も合わせて行うこともあります。
睡眠薬と聞くと悪いイメージを持たれやすいですが、現在取り扱っている睡眠薬は進化していて、安全性の高い色々なタイプの睡眠薬があります。
医師の指導の下で適正に使用する限り、依存してやめられなくなったり、体に害を及ぼす類のものはありません。
ただ、睡眠薬の特性は様々なので症状や体質に合わせて上手に使い分けることが重要な薬です。
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