院長のブログ
「膝の靭帯損傷」について
人間の関節は靭帯と呼ばれるヒモ状の組織で骨同士が繋がれていて、ズレたり動き過ぎてしまうのを防いでくれる働きがあります。
膝の靱帯は「前十字靭帯」「後十字靭帯」「内側側副靱帯」「外側側副靱帯」の4つあり、それと2種類の「外側半月板」「内側半月板」があり、これらによって膝関節は構成され、前後左右への動きやねじれに対してストッパーの役割をしています。
スポーツ外傷や交通事故など、大きな力が加わった時に、その力の加わった方向に応じて靭帯損傷が起こります。
力の程度によって複数の靭帯が損傷したり、半月板も痛める場合があります。
受傷すぐの時期は、膝関節の疼痛、腫れ、圧痛などがあります。
実際に怪我をした瞬間にブチっと靭帯が切れる音を聞くこともあります。
受傷直後は無理に動かすと炎症が悪化してしまうため、安静固定やアイシングをしっかりしましょう。
松葉杖などで負担を軽減させたり、電気治療や超音波治療などを行います。
腫れや痛みが引いてきたら運動療法を中心に、低下した筋力や可動域の改善を目指します。
怪我によって膝を動かさなくなると筋力は低下してしまいます。
特に太ももの筋肉は、膝にかかる負担を軽減して安定化させる役割があるので、筋力訓練によって鍛える必要があります。
急性期を越えれば腫れはおさまってきますが、膝崩れや膝の不安定感が出てくることもあります。
自然に治ることはほとんどなく、関節のグラつきによって痛めていない靭帯、半月板、骨などに負担が増えてしまい、将来的に関節の変形を引き起こしてしまうと言われています。
膝の靭帯損傷は放置せず、適切な治療・リハビリをすることがとても大切です。
前十字靭帯、後十字靭帯損傷に対しては靭帯再建術と言われる手術が行われることがあります。
術後は3〜6ヶ月程度リハビリを行い、スポーツなど徐々に復帰していきます。
★野毛整骨院の場所★
住所:神奈川県横浜市中区吉田町64-1
吉田町商店街の吉田町本通り沿いにあります。鶏肉専門店「梅や」さんの向い、ミニストップの隣です。
桜木町駅、関内駅からド真ん中、大岡川沿い都橋からすぐの場所。
横浜市庁舎、伊勢佐木モールからも徒歩圏内です。
★交通事故治療★
当院では交通事故によるケガの治療も行っています。
交通事故によるトラブルについては無料で相談できる弁護士さんを紹介できます。
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