院長のブログ
感染性胃腸炎って?
感染性胃腸炎とは細菌やウイルスなどによる感染症です。
ウイルスによる感染が多く、毎年秋から冬にかけて流行します。
原因となる病原体にはノロウイルスやロタウイルスなどの他、細菌や寄生虫もあります。
病原体によって症状は異なりますが、潜伏期間は1〜3日ほどです。
微妙に違う症状の出方でおおよそ鑑別することが可能です。
ノロウイルスによる胃腸炎は、吐き気、嘔吐、下痢、腹痛、発熱が平均24〜48時間続き、成人では下痢が多く、小児では嘔吐が多い傾向です。
ロタウイルスによる胃腸炎は、嘔吐、下痢、発熱が平均5〜6日続きます。
乳児は痙攣を起こすこともあります。
感染していても発症しない場合や、軽い風邪のような場合もあります。
特別な治療法はなく対症療法になります。
乳幼児や高齢者は下痢などによって脱水を起こすことがあるので、早めに医療機関を受診しましょう。
高齢者は誤嚥によって肺炎を起こすことがあるため、体調の変化に注意してください。
嘔吐の症状がおさまったら少しずつ水分を補給しながら安静にし、消化しやすい食事を摂るよう心がけましょう。
ロタウイルスには、口から飲む経口ワクチンが2種類あります。
3回摂取のロタテックは生後32週(約7ヶ月半)までに。
2回接種のロタリックスは生後24週(約5ヶ月半)までに受けましょう。
初回摂取は両方とも生後6週〜生後14週6日までに受けてください。
摂取後1〜2週間はワクチンの副反応で腸重積という腸の一部が隣接する腸管に入り込んでしまう病気が見られることがあるため、激しく泣いて機嫌が悪くないか、嘔吐しないか、血便が出ないかなど注意深く観察しましょう。
予防するのに最も重要なのは石鹸・流水による手洗いです。
帰宅時、調理前、食事の前、トイレの後には石鹸で30秒以上もみ洗いして手指を清潔に保ちましょう。
指先、爪の間、手の甲、手首までしっかり洗い、タオルは常に清潔なものを使用しましょう。
★野毛整骨院の場所★
住所:神奈川県横浜市中区吉田町64-1
吉田町商店街の吉田町本通り沿いにあります。鶏肉専門店「梅や」さんの向い、ミニストップの隣です。
桜木町駅、関内駅からド真ん中、大岡川沿い都橋からすぐの場所。
横浜市庁舎、伊勢佐木モールからも徒歩圏内です。