院長のブログ
排尿時に不快な「膀胱炎」
排尿時に不快な症状、排尿の後染みるような痛みが出る、尿の回数が増える、、、このような症状が出たら膀胱炎を疑います。
膀胱炎を引き起こす細菌は、大腸や直腸に棲んでいる菌なので、肛門やその周囲には必ず存在しています。
女性に多い理由は、男性に比べて尿道が短く、3〜4cmほどの長さしかないため細菌が膀胱に侵入しやすいそうです。
おしっことともに細菌は膀胱の外へ洗い出されますが、トイレを我慢したり、体調が悪かったりすると膀胱の中で細菌が繁殖して膀胱炎を引き起こします。
膀胱炎の疑いがある場合、尿検査を行います。
尿検査で一定数以上の細菌や白血球が見つかれば膀胱炎と診断されます。
急性の膀胱炎では水分をたくさん摂って尿量を増やすことにより、症状が緩和されます。
だからと言ってアルコールを多く摂るのは症状の悪化の可能性もあるため控えましょう。
膀胱炎の原因となっている菌を死滅させるため、抗生物質を服用することがお勧めの治療方法です。
通常だと飲み始めて一週間以内に膀胱炎が治ります。
=予防法=
☐水分を多めに摂ってなるべくトイレに行き、尿と一緒に菌を外に出しましょう。
☐過度なダイエット、ストレスや過労は避けましょう。
☐免疫力を高めるため、栄養バランスの取れた食事をとる。
☐排便後は前から後ろに拭くようにして、菌が尿道に入らないようにする。
膀胱炎になるとトイレの回数が増えるため、水分を取るのを控えてしまう方もいますが、症状悪化につながるため水分はたくさん摂取してください。
症状が辛い場合や、日常生活に支障がある場合は、内科や泌尿器科などの病院を早めに受診し、適切な治療を受けることが大切です。
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