院長のブログ
とても大事な「献血」
病気の治療や手術などで輸血を必要としている方の命を救うために、健康な方の血液を無償で提供するボランティアです。
輸血に使用する血液は人工的に作ることができず、長期間保存することもできません。
そのため保存期間の短い血液を患者さんのもとに届けるためには多くの方の献血が必要になります。
≪献血の流れ≫
①受付
②健康診断
問診票には正確に回答します。その後問診と血圧、体温測定をします。
少量の採血をし、献血できるか事前に調べます。
③採血
④休憩
少なくとも10分以上休憩します。十分に水分をとりましょう。
⑤終了
献血カードを受け取ります。
次回献血可能日が印字されているので確認しましょう。
※献血後の注意点※
当日は激しい運動を避けましょう。
採血側の腕で重い荷物を持たないようにしましょう。
採血直後のトイレは座っておこないましょう。気分が悪くなったら横になるかしゃがんでください。
健康な人であれば献血による体への影響はほとんどありません。
しかし体調を崩していたりする時に献血をすると健康を損ねることもあります。
≪献血できない人≫
○当日体調不良
○服薬中
○歯石除去を含む、出血を伴う歯科治療を受けた方
○一定期間内に予防接種を受けた方
○6ヶ月以内にピアスをあけた方
○6ヶ月以内にいれずみを入れた方
○動物や人に噛まれた方
○外傷のある方
○特定の病気にかかったことのある方
○輸血歴、臓器移植歴のある方
○海外旅行者、海外で生活したことがある方
○エイズ、肝炎などのウイルス保有者やそれと疑われる方
○クロイツフェルト・ヤコブ病の方やそれと疑われる方
○妊娠中、授乳中などの方
○新型コロナウイルスの検査を受けた、診断されたなどの方
エイズ検査目的の献血は断られています。
最も精鋭な検査法を用いても、感染力をもつ血液が検査で検出されない時期があります。
患者さんの命を守る「責任ある献血」がとっても大切です。