院長のブログ
20代〜30代に多い健康問題
社会人になり一人暮らしを始めたり、飲酒や喫煙が可能になるため生活環境が大きく変わりやすい年代です。
最近ではコロナ禍の影響で家で過ごす時間が多くなり、運動不足に拍車がかかっていませんか?
20代は「まだまだ若いし健康!無理したって大丈夫!」と自分の健康を過信しがちで、暴飲暴食、夜更かしなど無理な生活を送ってしまいますよね…。
そんな生活が続けば将来生活習慣病やガンになる確率はグンと上がります。
生活習慣病は主に過食、運動不足などが原因で起こります。
そうすると全身の血流が悪くなり、動脈硬化を引き起こし脳梗塞や心筋梗塞になります。
脳梗塞や心筋梗塞になってしまうと命に関わる状態になってしまったり、命は助かっても長期の入院が必要だったり、後遺症を残すこともあります。
女性は慢性的なストレスを感じているとホルモンのバランスが乱れ月経異常が起きます。
月経周期が乱れる「月経不順」。
月経前にイライラしたり肌トラブルなどが起きる「PMS:月経前症候群」。
月経中に頭痛や腰痛が出る「月経困難症」などがあります。
症状には個人差があり、人によってはベッドから起き上がれないくらい辛い人もいるため、周りの理解がとても大事になります。
また、こうした症状の裏には子宮内膜症や子宮筋腫といった病気が隠れていることもあるため、専門機関で適切な治療を受ける必要があります。
30代ではがんの早期発見を心がける必要があります。
年齢が若いうちのがんは進行と転移がとても早いためで、要注意なのは胃・大腸・肺です。
喫煙や塩分の多い食事、ピロリ菌の感染で胃がんに罹りやすい男性が多いです。
野菜と魚の多い食事を心がけ、加工食品やインスタント食品などを摂る機会を減らしましょう。
抗がん剤などによる肉体的負担、高額な治療費の金銭的負担、休職や退職が必要になると時間的負担とがんになると大変なことだらけです。
まずはできる限り生活習慣に気をつけて、早期発見を目指しましょう。