院長のブログ
「頚椎ヘルニア」ってなに?
ヘルニアと聞くと腰のイメージが強いですが、椎間板のある場所…すなわち頚椎にもヘルニアは起こります。
頚椎と頚椎の間に存在する「椎間板」が元の位置から飛び出してしまい神経を圧迫することで頚椎椎間板ヘルニアを引き起こします。
首は非常に可動性の大きい場所です。
腰とは違い外からの衝撃が大きく、悪い姿勢、ラグビーや柔道などのスポーツによる外力で容易に怪我を起こしやすい場所です。
加齢による椎間板へのダメージもありますが、近頃はスマートフォンの普及によって、首が前に出ている状態(ストレートネック)が長時間続き椎間板がダメージを受けやすくなっています。
ーヘルニアによる症状ー
☐首から肩、肩甲骨にかけて痛みやこりを感じる。
☐首の動きに制限が見られる。
☐うがいをしたり上を向く動作で症状が強くなる。
☐腕や手に痺れが出る。(知覚異常)
☐ボタンをかける、小銭をつまむなどの細かい動作がやりにくくなる。(巧緻障害)
☐靴紐がうまく結べない。
☐ひどくなると歩行障害が見られるようになる。
などが症状として現れます。
MRIによる画像検査は飛びだしている方向や位置がわかるためヘルニアの検査には重要になります。
症状の出方にもよりますが、頚椎ヘルニアは保存療法を行うことが基本です。
あまりにも痛いためすぐに手術?と感じてしまう人もいるかもしれませんが、2〜3ヶ月は手術をしないで保存療法で様子を見ましょう。
数日間は頚椎カラー(ネックカラー)をして安静を保ちつつ、内服薬やブロック注射をしたり、首周りの筋肉をマッサージでほぐしていきます。
痛くて寝れない人は一時的に枕を高くしてみるのも良いですよ。
それでも痛みが引かなかったり悪化する、一旦症状が落ち着いた人でも日常生活によって再発するようであれば手術を考える必要があります。
悪化すると強い痛みを感じるため日常生活にも支障をきたしやすいです。
一人で悩まず、野毛整骨院にご相談ください。