

院長のブログ
虫も食べないリンゴの話
「虫も食べないりんごは安全?本当に体に良いのはどっち?」
スーパーで並んでいるツヤツヤで真っ赤なりんご。その見た目の美しさに惹かれて手に取った経験がある方も多いはずです。でも、ふと疑問に思うことはないでしょうか。なんでこんなに虫に食われていないのかと。実はこの疑問には、私たちの健康にも関わる大切なヒントが隠されています。
「虫が食べないりんごの理由」
まず結論から言えば、虫がまったく寄りつかないりんごには、「虫が嫌がる何か」があるからです。代表的な理由は以下のとおりです。
① 農薬の使用
もっとも多い理由は、強い農薬や殺虫剤が使われていること。これらの農薬は、虫を寄せつけないだけでなく、りんごの表面に残留することがあります。虫にとって「毒」であるものは、当然私たちの体にとっても無害とは言えません。特に神経系に作用する農薬は、子どもや妊婦、高齢者にとってリスクが高いとされています。
② 品種改良・遺伝的特性
りんごの中には、皮が厚かったり、渋みや苦味成分が強い品種があります。これらは虫にとって「おいしくない」ため近寄らないのです。また、近年は病害虫に強い遺伝子をもつように品種改良されたものも多く、見た目も中身も「虫が嫌う仕様」になっていることがあります。
③ 表面のコーティング
市販のりんごには、ツヤ出しや鮮度保持のためにワックスやポリマー加工が施されていることがあります。これにより、虫が滑ったり、においを感知できなかったりして近づけなくなるのです。人間にとってもこの被膜は消化されず、気になる方はしっかりと洗う必要があります。
④ 時期や環境の影響
虫が活動しづらい時期(冬や高地)で栽培されたりんごは、物理的に虫が寄ってこないだけという場合もあります。これは自然な現象であり、農薬とは関係のないケースです。
「虫が食べた=危険ではない」
逆に虫が少しだけかじった跡があるりんごを見ると、「汚い」「腐ってる」と感じる人もいます。しかし、実はこのようなりんごは無農薬または減農薬で育てられている可能性が高く、虫が寄ってくるということは自然に育った証拠でもあります。人間にとっても、ある意味「安心のバロメーター」と言えるかもしれません。
「虫が食べないりんご=人にも有害?」
ここで少し極端な話をしましょう。虫も食べないほどのりんごを、人間が毎日食べ続けて本当に大丈夫なのか?虫は本能的に危険なものを避ける能力を持っています。つまり、虫が避けるりんごには、虫にとって害のある物質があるということ。もちろん、それがすぐに人間に悪影響を及ぼすわけではありませんが、長期間、蓄積的に体内に取り込むことで健康への影響がゼロとは言えません。
「見た目より中身が大事」
私たちは見た目がきれいだと良い果物と思いがちですが、本当に体に良い果物とは、自然な状態で育ち、最低限の処理で食べられるものです。多少傷があったり、虫にかじられていたとしても、それは自然の一部。むしろ虫が安心して食べるということは、それだけ化学物質が少ない安全な環境で育った証です。
「安心してりんごを食べるために」
皮を食べる場合は重曹や酢水でよく洗う。できるだけ無農薬・減農薬・有機栽培のりんごを選ぶ。見た目のきれいさにとらわれすぎず、中身や生産者の姿勢に注目する。傷んでいる部分はカットして食べれば問題なし。
「虫も食べないりんご」
農薬や加工の力で守られていることが多く、一見安全そうに見えても、体への負担が全くないとは言い切れません。見た目よりも自然な状態で育ったりんごを選ぶことこそが、健康への第一歩です。虫が食べるということは、私たちにとっても「食べて大丈夫」のサインかもしれません。
★野毛整骨院の場所★
住所:神奈川県横浜市中区吉田町64-1
吉田町商店街の吉田町本通りにあります。老舗鶏肉専門店「梅や」さんの向い、ミニストップの隣です。
桜木町駅と関内駅、日ノ出町駅と馬車道駅を結んだちょうど真ん中、大岡川沿い都橋からすぐの場所です。
横浜市庁舎、伊勢佐木モールからも徒歩圏内です。
★交通事故治療★
当院では交通事故によるケガの治療も行っています。(自賠責保険)
交通事故によるトラブルについては「無料で相談できる弁護士さん」を紹介することも可能です。
お気軽にご相談ください。