

院長のブログ
肋骨骨折の症状
肋骨骨折の身体初見には、以下のような視診・触診・聴診・動作時の反応などが挙げられます。
【肋骨骨折の主な身体初見】
1. 局所の圧痛(押すと痛む. 腫脹・皮下出血(内出血)
□受傷数時間〜1日以内に腫れや紫斑(あざ)が出ることがある
□特に高エネルギー外傷では目立ちやすい。一方で、腫れを確認して骨折を疑ったケースはほぼない
2. 胸郭の圧迫痛・呼吸時痛
□深呼吸、咳、くしゃみ、笑うなどで胸の痛みが強まる
□胸郭を両側から圧迫したときに左右差のある痛みが出ることが多い(介達痛)
3. 軋轢音(あつれきおん)/異常可動
□重症例では、骨片がこすれる音(クリクリ、ジャリジャリ音)が触知できることがある
□異常な可動性(骨折部が不自然に動く)も確認できることがあるが、強く押しすぎるのは危険
4. 呼吸抑制・過呼吸・姿勢保持
□強い痛みにより、浅く速い呼吸(胸式呼吸)になりがち
□患者が患側をかばうような姿勢をとる(側屈、前屈など)
5. 打診痛(percussion pain)
□骨折部に対し軽く指で打つと、響くような痛み
6. 痛みの位置が肋骨に沿って移動しない
□肋間神経痛との鑑別として、動きによって痛みが移動しない(局所性が強い)のが骨折の特徴
肋骨骨折は、単純X線で写らない不全骨折(ヒビ)もあるため、CTやエコーが有用です。
初期所見が乏しい場合でも、発生機序の確認、局所圧痛、呼吸時痛があれば、肋骨骨折を疑い、慎重な経過観察が重要です。3日以上痛みのピークが続く場合はより疑っていいと思います。
★野毛整骨院の場所★
住所:神奈川県横浜市中区吉田町64-1
吉田町商店街の吉田町本通りにあります。老舗鶏肉専門店「梅や」さんの向い、ミニストップの隣です。
桜木町駅と関内駅、日ノ出町駅と馬車道駅を結んだのちょうど真ん中、大岡川沿い都橋からすぐの場所です。
横浜市庁舎、伊勢佐木モールからも徒歩圏内です。
★交通事故治療★
当院では交通事故によるケガの治療も行っています。(自賠責保険)
交通事故によるトラブルについては「無料で相談できる弁護士さん」を紹介することも可能です。
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