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緊張する理由とは?

大事な発表会の日。4年に一度の試合の日。受験や面接の日。

「心臓がドキドキする」「手に汗をかく」「体がこわばる」。

誰しもが緊張を経験したことがあるかと思います。中には「緊張すること=気が弱い」と感じてる人もいるかも知れません。

しかし緊張は決して悪者ではありません。

本来は体が最高のパフォーマンスを出すための準備反応なのです。

緊張状態のメリットデメリットを理解して正しく向き合ってみましょう!

 

【緊張はどこから始まるのか?】

緊張のスタートは脳の「扁桃体(へんとうたい)」という部分です。

ここは“危険や重要な出来事”を察知するセンサーをしています。

「失敗したらどうしよう」「評価されるかもしれない」

こうした予測に反応すると、扁桃体は視床下部を通じて自律神経に指令を出します。

すると体は交感神経(戦う・逃げる神経)が優位になります。

 

【体に起こる変化】

交感神経が働くと、副腎からアドレナリンというホルモンが分泌されます。その結果、

・心拍数が上がる

・呼吸が浅く速くなる

・血圧が上がる

・筋肉が硬くなる

・胃腸の働きが止まる

これらはすべて「すぐに動ける体」をつくるための反応です。

首・肩・背中・あご周囲が特に緊張しやすく、呼吸が浅くなることでさらに体幹が硬くなります。

つまり緊張は「気持ちの問題」ではなく、自律神経とホルモンが関与する明確な身体反応なのです。

 

【良い緊張と悪い緊張】

適度な緊張は集中力を高め、判断力を上げます。

スポーツでも勉強でも、本番前にまったく緊張しない人はいません。しかし、

・緊張が長時間続く

・呼吸が乱れたまま

・体のこわばりが抜けない

こうなるとパフォーマンスは低下します。

ポイントは「緊張をゼロにすること」ではなく、コントロールすることです。

 

【緊張をコントロールする方法】

① 呼吸を整える

4秒吸って、8秒ゆっくり吐く。

吐く時間を長くすることで副交感神経が働きます。

呼吸は唯一、自律神経に直接アプローチできる手段です。

② 首とあごをゆるめる

緊張時は咬筋と首まわりが硬くなります。

軽く口を開けて深呼吸。

肩をすくめてストンと落とすだけでも効果的です。

③ 「緊張していい」と受け入れる

「緊張しちゃダメ」と思うほど脳は危険と判断します。

「これは準備反応だ」と意味づけを変えることで、扁桃体の過剰反応が抑えられます。

④ 体を軽く動かす

足踏みや軽いストレッチは血流を整え、余分な緊張を分散させます。

 

緊張は「敵」ではなく、本気で挑もうとしている証拠です。

大切なのは、呼吸と体の使い方で整えること。緊張に対する意識をかえること。

上手にコントロールして付き合えば、緊張はあなたの力を最大限に引き出してくれます。

 

 


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