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炎症は悪者ではない?

炎症は悪いこと?ケガが治る仕組みを知ろう!

ケガをしたとき、多くの方が「炎症=悪いもの」と考えます。

「腫れているから冷やさなければ」「炎症を早く止めないと治らない」と思う方も多いでしょう。

しかし実は、炎症は体が自分自身を修復するために起こすとても重要な反応なのです。

 

「炎症とは体の修復反応」

転んで打撲したり、スポーツで筋肉を傷めたりすると、体の中ではすぐさま修復作業に取り掛かります。

その最初の反応が「炎症」です。炎症が起こると次のような変化が起きます。

・血管が広がる

・血流が増える

・免疫細胞が集まる

・壊れた組織を掃除する

・新しい組織を作る準備をする

つまり炎症は、体が「ここを修理しよう」と働き始めたサインなのです。

そのため炎症が全く起こらないと、組織はうまく修復されません。

 

「ケガの回復は3つの段階で進む」

ケガの回復は大きく3つの段階に分かれます。

①炎症期:腫れ、熱感、痛みが出ますが、これは修復の準備段階です。

②修復期:壊れた組織を新しい組織が埋めていきます。

③再生期:その組織が強く作り直されていきます。

 

「炎症は必要だが、過剰だと問題」

炎症は必要な反応ですが、強すぎたり長く続きすぎたりすることで問題が起こります。

炎症が過剰になると、

・腫れが強くなる

・組織の圧力が高くなる

・血流が逆に悪くなる

・周囲の正常組織まで傷つく

といったことが起こる可能性があります。

また炎症が長期間続くと、硬い瘢痕組織が増えてしまい、

・可動域制限

・慢性的な痛み

・筋力低下

につながることもあります。

そのため大切なのは炎症を完全に止めることではなく、適切にコントロールすることです。

 

「冷やす目的は炎症を止めることではない」

ケガをしたときによく行われる「アイシング(冷却)」ですが、これは炎症を完全に止めるためではありません。主な目的は、

・痛みを和らげる

・腫れをコントロールする

・過剰な炎症を抑える

というものです。そのため最近のスポーツ医学では、長時間のアイシングはあまり推奨されなくなってきています。

必要な炎症反応まで抑えてしまうと、回復が遅くなる可能性があるからです。

 

「回復には血流がとても重要」

ケガの回復を早めるうえで重要なのが「血流」です。

血流が良くなることで

・酸素が届く

・栄養が届く

・老廃物が流れる

・修復細胞が働きやすくなる

といったメリットがあります。そのため腫れが落ち着いた後は、

・入浴

・軽い運動

・ストレッチ

などで血流を促すことで回復を早めることにつながります。

 


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